12/5/2023, 7:18:08 AM
優しく甘いだけの言葉で夢を見させて。
あなたの真実はあなたにしかわからないのだから。
何も知らないままでいたい。
現実からの逃避行。
夢の中で目を閉じる。
今日も言って。
君だけを愛してるって。
▷夢と現実
11/16/2023, 2:16:22 PM
君は窓際の一番後ろ。
私は廊下側の一番前。
狭い空間。
遠い遠い距離。
ちらちらと交わす視線がすぐにほどけてしまう。
少し前まで真ん中の一番後ろで、ノートの端っこに落書きし合っていたのにね。
小さなはなればなれは私たちのこれからにどう影響するんだろう。
チャイムと共に近付いてきた足音に何かが始まる予感がした。
▷はなればなれ
11/15/2023, 2:22:21 PM
子猫みたいに小さくてふわふわで弱くて守りたくて。
どこにも行かないように柵で囲んで可愛がった。
幸福な日々だった。
でもいつしか大人になったきみはここを出て行こうとする。
扉を開けてさぁどうぞ、とは言えないぼくを見透かして、頭を撫でながらきみは笑う。
いつのまにこんなに大きくなったんだろう。
いつのまにきみしか見えなくなっていたんだろう。
ずっとずっと子猫でいてくれれば良かったのに。
愛してるよの言葉をきみの背中に届かないよう呟いた。
▷子猫
10/10/2023, 2:42:00 PM
きみが笑ったからぼくは嬉しくて泣いたんだ。
きみが泣いたならぼくは悲しくて泣くと思う。
▷涙の理由
10/6/2023, 2:38:04 AM
作られた星座なんて興味ない。
それよりこの光が何百年、何千年も前のものかもしれないということ。
今ここできみと見ているということ。
それの方がよっぽど大事だ。
星が綺麗だねと笑う。
何百年、何千年先にも届くような光を、きみと生む。
▷星座