上原健介

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7/16/2023, 2:24:14 AM

私の人生は、私が創り出した妄想の中にこそ、存在した。私の内界は、いつも豊かで私の理想に満ち溢れたものだったのだ。しかし、周りはそれを人生とは認めてくれなかった。彼らに言わせれば、私のやっていることは現実逃避でしかないようだ。確かに彼らの言う通りだと思う。私は、現実を生きていくことができない。だから、私は今日全てを終わらせることにした。妄想と共に心中することを選んだのだ。

7/13/2023, 2:31:06 PM

私はみんなより劣っている。そう感じながら、十数年間生きてきた。自分がどんなに頑張っても、みんなの100分の一もできていないように感じる。当たり前のことができるようになるにはどうしたらいいんだろう?  ふつうになるにはどうしたらいいんだろう?そんな、とりとめのない考えがとまらない。
これが、劣等感らしい。
こんなに劣っているものがあるということは、何か特別なものがあるってことなんじゃないだろうか?
私はいつからか、そう考えるようになった。確か、世の中を大きく変えた偉人達だってそうだったはずだ。みんな幼少期は、人より劣っていた。でも、ものすごい才能を持っていた。私だって例外じゃないはずだ。きっと、何か持ってる。きっと、何かを成し遂げられる。私は人とは違う、もちろん良い意味で。そんな空想を浮かべながら一日を過ごした。
これも、優越感らしい。

7/10/2023, 10:04:02 PM

ずっと、幸せな夢を見ていたかった。仄白い暗闇の中でどうしてもそう考えてしまう。人が現実から逃げる方法は、死ぬか、眠るかの二択しかないと、最近気づいた。死ぬのは怖い。だから、私はずっと深い眠りの中にいたいと願う。毎日願っている。リビングから微かにテレビの音が聞こえてくる。暗闇の中に朝陽が入り込んできた。

7/5/2023, 1:53:58 PM

仄暗い夜の闇も、煌々とした月の光も、全て吸収して一番星は夜空を照らし続ける。地上からギラギラと光る憧れと羨望すら、自身の輝きに変えて、君は誰よりも輝く。
けれど、僕は知っている。それが君の本当の姿じゃないってこと。
本当の君はとても殺風景で乾いている。何億光年離れたところからはキラキラと輝いているように見えても、それは見せかけにすぎないのだ。

7/4/2023, 8:06:08 AM

この道の先に何があるのかなんて、想像できない。けれど、僕がすべきことは自分で選んだこの道を正しいものにしていくことだ。

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