幸せとは
ふと考えてしまう。
『幸せ』って何だろうかと。
人によって答えは変わる。
『お金がたくさんあること』
『一人でいること』
『家族でいること』
こんな感じの答えが出てくるだろうな。
俺はそう思いながら、煙草に火をつける。
煙草を吸いながら夜空を眺める。
今日の空は星が綺麗で、紫煙が溶けて消えてゆく。
ぼんやりとしていると、
「仁くん!何してるの?早く行こう!」
後ろから俺を呼ぶ声が聞こる。
「今行くよ」
俺はそう返事をし、タバコの火を消して向かう。
俺の『幸せ』とは…
愛する人とずっといられること
いつかは死んでしまうが、それまで愛せたら良いなって思うんだ。それまで生きたいな。
ありがとう、ごめんね
『ありがとう』なんて言葉は言えない。
いつも『ごめんね』って言葉しか言えない。
いつかは…素直に『ありがとう』って言いたい。
夢と現実
夢は…いつか人と同じように生きたい。
頭の中では人の子と楽しく遊んだり、人と祭りで騒いだりとたくさんの事を…って考えてしまう。
だけど…所詮夢は夢である。
現実はそう甘くはないのだ…
人は私たち“妖”を忌み嫌う。
だから…村に降りると農具を持った村人が襲ってくる。まるでその姿は獣のようだ。
だから私たち妖は…
村に行くことは無くなったのだよ。
さよならは言わないで
嗚呼…そうやってまた君は自身が辛くなるのに、他の人の愚痴や悪口を聞いてあげるの?
もう限界って自分でも分かっているのに、毎日毎日同じような話を聞く。
そうやって自然に笑っているように見せているけれど、本当は吐きそうで…泣きそうで…死にたくなるのに、『大丈夫』なんて言って自分を貶す。
『自分より辛い人がいる。だから自分は我慢すれば良いんだ』って言う。
君が弱音を吐いた時には、周りを気にして、一人になったら反省会を“僕”とする。
僕が一方的に話を聞いて、君は笑い話として話す。
本当は辛いのに“僕”にまで隠そうとする。
でも…“僕”と話してる時は、人間らしく辛そうな顔をする。
人に『頑張ってるね。辛くなったら言うんだよ?』なんて言うのに自分は最後にまわす。
ねぇ…いい加減自分を大事にしてよ。
周りの人にも『辛いから助けて』って頼れよ。
もう死にたくなったら、君も消えて“僕”も消えてしまう…だから…もう変わるよ。
中から君を見てるのは…もう嫌だ!
今から“僕が君”で“君が僕”だ。
嫌だと言っても聞かないから。
君が創り出したもう一人の君…それが僕。
さぁ…もうお眠り。
今までよく頑張ったね。
『さよなら』は言わないよ?
僕がそばにいて
君が泣き止むまで
僕が歌を歌い続けるよ
君がいつか心から笑える日まで
光と闇の狭間で
左は“光” 狭間 右は“闇”
“狭間”そんな中にいつも自分はいる。
気が付けば何時も此処に居る。
さっきまでは別の場所にいたのにって、思うことが多いんだ。
こういう場所に行く時は『喧嘩』『論争』『戦争』
って感じになると此処にいるんだ。
何故かは自分でもわかる。
だって…『中立』にいるから。