さよならは言わないで
嗚呼…そうやってまた君は自身が辛くなるのに、他の人の愚痴や悪口を聞いてあげるの?
もう限界って自分でも分かっているのに、毎日毎日同じような話を聞く。
そうやって自然に笑っているように見せているけれど、本当は吐きそうで…泣きそうで…死にたくなるのに、『大丈夫』なんて言って自分を貶す。
『自分より辛い人がいる。だから自分は我慢すれば良いんだ』って言う。
君が弱音を吐いた時には、周りを気にして、一人になったら反省会を“僕”とする。
僕が一方的に話を聞いて、君は笑い話として話す。
本当は辛いのに“僕”にまで隠そうとする。
でも…“僕”と話してる時は、人間らしく辛そうな顔をする。
人に『頑張ってるね。辛くなったら言うんだよ?』なんて言うのに自分は最後にまわす。
ねぇ…いい加減自分を大事にしてよ。
周りの人にも『辛いから助けて』って頼れよ。
もう死にたくなったら、君も消えて“僕”も消えてしまう…だから…もう変わるよ。
中から君を見てるのは…もう嫌だ!
今から“僕が君”で“君が僕”だ。
嫌だと言っても聞かないから。
君が創り出したもう一人の君…それが僕。
さぁ…もうお眠り。
今までよく頑張ったね。
『さよなら』は言わないよ?
僕がそばにいて
君が泣き止むまで
僕が歌を歌い続けるよ
君がいつか心から笑える日まで
12/3/2024, 11:11:39 AM