好き嫌い
あれが好き
これが嫌い
あの人は好き
この人は嫌い
なんて人間は言う。
“好き嫌いしてはいけない”
なんて言う人はいるけれど、その人間だって本当は裏で色々と、好き嫌いをしている。
あーぁ...なんて人間は愚かなんだろうか。
まぁ、“死神”の自分が言うのはアレだけど...。
やりたいこと
“やりたいこと”なんてなかった。
何にも興味が湧かないし、皆が興味ある事は俺とっては、退屈な物にすぎなかった。
でもそれは突然現れる。
俺にも“やりたいこと”があるってことを。
失恋
ある日“こい”に落ちたような音を聞いた。
それは貴方の目の前だった。
私は勇気を出して貴方に言った。
分かっている。
知っている。
“貴方は別の人が好き”
分かっているよ。
だけどこの気持ちを、塞ぎ込んだままにしたくない。勇気を出した。何て返ってくるかは、分かりきっていたけど、やっぱり...辛いな。
私は貴方が出て行った後の屋上で、1人寂しく立ち尽くしている。
私は涙を堪えながら...
ある日“こい”に落ちた音を聞いた。
貴方には私がどう映ったかな?
正直
「......」
『俺らいい加減別れね?』
「......」
『あのさ...黙ってても分かんねぇーよ。』
俺がどんなに言っても、分かってくれない彼女。
原因は
彼女の浮気
彼女は昔から浮気性だ。
1度や2度は許してきた。俺も悪い所が、あるかもって思ったから。だけどいい加減疲れてきた。
何度も同じような話し合い。俺ばかり彼女を責めなきゃいけない。彼女はずっと俯き、黙っているばかり。正直俺はこんな性格の彼女と付き合った覚えがない。
いい加減分かってくれねぇかな?
「......」
『俺らいい加減別れね?』
「......」
『あのさ...黙ってても分かんねぇーよ。』
彼はずっと怒っている。原因は私のせいだって分かっている。私はずっと前から浮気ばかりしている。自分が“浮気症”だって事も...。
頭では分かっていても、身体が勝手に動いてしまっている。
彼の事は正直嫌い。
私が何度も言っているのに、彼はわかってはくれない。
いい加減分かって欲しい...。
無垢
純粋無垢の君は、俺の気持ちなんて分からないだろう。君の心は白くて、透き通っているようだ。
君は白がよく似合う。俺の気持ちを知ってしまえば、君の心は俺色…いや、黒くなってしまう。
俺はそんなことはしたくない。
俺が伝えるか、知られてしまうかは時間の問題。
《翡翠》
なんて呼ぶ声が脳裏から離れない。
忘れたくても忘れられない。
この辛い気持ちなんて、なければ良いのに…。
そう考えることが増えた。
俺は君のことなんて…。
『翡翠。どうしたの?どこか痛いの?』
気づけば君が目の前に。
驚いたけれど、君は心配そうに覗き込む。
俺が「なんでもないよ。」って言うと、君はほっとした表情になる。
君は俺の腕を引っ張って、仲間の元に連れていく。
嗚呼…もう少しだけ君の目に映っているのが…
“俺”だったら良いのにな。