8/21/2025, 3:23:13 PM
熱帯びた風戯れる街路樹に
君と飛び立つ麦わら帽子
4/22/2025, 12:20:46 PM
身体にも心にも収めておけないこの愛を
どきどきして、わくわくして、ちくちくして、ふわふわして、いらいらして、ずきずきして、きゅんとして、ざわざわして、はらはらして、うっとりして、ぎゅっとするこの感情を
あなたに どうか
届きますように / 届きませんように
【big love!】
4/20/2025, 3:47:48 PM
星明かりを見上げていた。
春めかしいなま暖かさが肌をすべり抜ける。
木々に萌える若葉達のざわめきが鼓膜を揺らめかせる。
視界の端に灯る街灯を掌で隠し、目に入れる光を夜空の星々だけに限定する。
ちかりちかり、ゆらりゆらり、ぱちりぱちり、きらりきらり。すべての星が、気の赴くままに瞬く。
――するときみは、どの星もながめるのが好きになるよ。
――人間はみんな、ちがった目で星を見てるんだ。
ふと、過る。想像上の柔らかい声が紡ぎ上げる、幼い日の記憶。
きみの家は、どこだろうか。
波風立たない、穏やかな感情のまま。
ふ、と笑みを引くため息がこぼれた。
【星明かり】
(引用:星の王子さま)
4/18/2025, 12:23:35 PM
背表紙を 栞片手に ついと引く
風吹いて 舞うさくら色 張るランウェイ
額縁に 後から飾れ まず一閃
【物語の始まり】
(本棚から本を引き出す瞬間に)
(いつも見頃を越えた花弁は道を作ってくれる)
(原稿用紙に、まずは一文字)
1/29/2025, 1:35:55 PM
君を飾る 桜の下の 染模様
片陰を 求めて歩く 家路哉
ふくふくと 紅葉と踊る 影ふたつ
解けるなと 幼き願いと 雪だるま
【日陰】
春夏秋冬の日陰