バイバイ…またね
明日もまた会おうね…
そんな、軽い気持ちを込めたバイバイ
けれど…バイバイにも色々ある
本当は別れたくない
ずっと一緒に居たい…
そんな相手には「バイバイ」なんて
絶対に言えない…
そこにある感情が「愛」でいっぱいならば
………なおさらに。
けれど…長い人生においてどうしても
避けられない別れがある
私も、泣き崩れたいほどの「別れ」を
何度か経験した…
父との死別…実らない相手を愛してしまった結果の別れ…愛おしい愛犬との別れ…
振り返ると次から次へと思い出される
どの状況の時も、一旦はドン底に落ち
泣きながら這い上がって今がある
どんなに辛くても大変だったとしても
諦めない気持ちが少しでも残っていれば
必ず何とかなる…
そして、また笑って「バイバイ」と手を振り、未来に向かって歩く事が出来る
何歳ですか?
………「え〜、何歳に見えます?」
なんて、馬鹿な返しをやめて随分たった
何歳に見えるかと尋ねられて…
たとえ、30歳に見えても気を使って
「25歳くらいかな…お若いし」なんて
相手は答えるしかないww
いつしか、年を重ねる事に抵抗が
なくなった…
二十歳が良くて、還暦が悪いなんて
はずはない…要はその年齢の時期に
いかに過ごすかの方が大切だろう
私も、人生の「旅の途中」では
あるけれど、「なかなか面白かった」
そんな言葉が残せるように今を大切に
生きよう…
ちょっと前の大晦日の話…
我が家は、数年前から決まった
仕出し屋さんに、皿鉢料理を頼み
家族で年の瀬を越すのが慣習だ
去年末から元旦にかけても変わらず
おんなじパターンの家族の食卓…
ただ……変わったのは料理の内容だった
この不景気、食材の価格も爆上がり…
値段を据え置いてくれた仕出し屋さん
だったが、毎年必ず入っていた蟹の爪は
姿をくらました…
まあ、全体的には味も良いしこのご時世
致し方ないのは理解し美味しく食べた
………がっ!
小学生組の双子は、「蟹がない…」と
何だか切なそうに言うので…
ひらめきだけで生きている私の脳裏に
パン!と浮かんできたのは…冷凍室に
眠っている「ほぼ蟹」なるカマボコww
大晦日の夜は無礼講で、皆がハメを外して
騒いでいる隙に、蟹の偽装を決行したww
見た目が大切…お洒落な器に盛り付け
いい感じに仕上げていく…
「はい…どうぞ」
「わぁ!」……「カニ?」…と双子
「沢山あるからいっぱい食べていいよ」
と、にこやかに皆の前に出した私…
「うん!おいしい!カニ…みたいw」
やっぱりバレるか…とは思ったが皆が
笑顔になって、ますます場は盛り上がり
カニの偽装は大成功!
食材高くたって、生活大変だって庶民の
底力を舐めてもらっちゃ困るww
楽しく乗り切る方が絶対に幸せ!
子育てと言うのは親育てでもある
子供が1歳なら、親としても1歳…
5歳…10歳…と子供が成長すれば
親としても成長していく
「子育ては褒めて伸ばせ」とは
昔からのよく言われる事だ…
しかし、子育ては小さい時ほど手間が
かかり、思うようにはならない…
頭ではわかっていても、若い時ほど
怒りのスイッチが入るのは早いものだ
今、小学生の息子と親である娘を見て
いると「褒めて伸ばせ」とは程遠い
先日も、息子たちに怒り憤慨する娘に
私は冷静沈着に語り掛けた…
「そんな小さな事でいちいち怒らない」
そうすると…
「母さんだって私たちに文句ばっかり
言ってたわよ」と…娘が反論した
そっか…
私自身も「褒めて伸ばせ」と言う域にまで
なかなか達せずに子育てをしていたようだ
少しでも、良いところをみつけダメだと
思っても褒めて「優しい嘘」でもいい
もっと子供を褒めてあげないと…
子育ては一生続く…親育ても一生だ
何歳からでも遅くない
お互いが成長し合っていく…それが親子
私もまだまだ…だな。
若い頃と言うのは…
自分が生きる事に必死でまわりが
よく見えていない…なんて事は
よくある話な訳で…
どんな人生を歩んできたにしろ
結局は、誰かのサポートは絶対に
受けている筈なのに…
その一番お世話になっている時に
ちゃんと気がついて感謝を届けないまま
何だか気がついたら、いい年になって
いたりする
「あなたへの贈り物」を一番に届ける
ならば、やはり両親を思い浮かべる
「オギャー」と、この世に出て来た
瞬間から、必死に育ててもらった
身を粉にして働いて、自分の事は後に
して、生きるのに困らないように
ずっと頑張ってくれた
両親がいなければ私はここには居ない
私自身も沢山の経験を積み重ねて
周りから受けた愛情をひしひしと
感じ、今は感謝しかない…
沢山のお世話になった人たちに
「ありがとうございます」を言いたいが
まずは、自分の原点である父と母に…
心より…「ありがとう」を贈ります。