年が明ける少し前から「昼の月」を
何日かに渡って見る事が続いた…
冬晴れが続かないと、見る事は
出来ないし…昼間に太陽と月が少し
離れた場所で一緒に出ている様は
何だか不思議な気分になる
AIによると、上手くいけばかなりの
確率で太陽と月は一緒に見えるらしい
けれど、雲に邪魔されたり太陽や月の
微妙な位置だったりで実際はなかなか
お目にかかる事はない…
何より…
自分自身が天高く澄み渡った冬晴れの
空を、さわやかな気分で見上げる余裕が
ない事が一番見逃してしまう原因かも
しれない
今年は、空を見上げる穏やかな時間が
少しでも多く持てるようにしたい。
幸せとは…
今、この瞬間を平凡に生きる事
波風が立たずつまらなく見えても
日々が普通に流れていく奇跡…
それが、一番の幸せなのだ
私たちは決して一人で生きている
わけではない…
誰かしら見えない力に助けられながら
毎日を過ごしている
買い物をした商品の向こうには
沢山の人の力が関わっている
小さな気付きに感謝できる
素直な心を持ち続ければ
必ず世の中は全て上手くまわり
皆が幸せになれる…
日の出と言うものを、計画を立て
狙って見に行った事はない
けれど、嫁いだ先が農村の山奥
だったので、普段は別に暮らしては
いたが、お盆、正月は片道を車で
8時間かけて帰省していた
ちょっとした海外旅行並みな時間だ
そこは、標高が高く嫁ぎ先より
上には民家が無かった…
周りは山々だけで、空気は澄んで
星がとても近くに感じられた
朝になり、白々と夜が明ける頃には
自分の目線より下から日の出が見えた
山の向こうから出る太陽が照らす
木々は、その日のお天気によって
色々な表情を見せてくれた
一番感動して、今も心に残っているのは
雲海の中から朝日が顔を出し光輝いた
景色だ…
いろんな条件が揃わないとこの絶景も
見えず、私が見たのも一度だけだった
叶う事なら、あの「日の出」を拝みたい
今なら、もっと深く心に刻まれる事は
間違いないだろう…
次女が小学生だった頃…
元旦の朝、お年玉を渡す前に
いつも質問する言葉があった
「今年は何を頑張るの?」と…
まさしく「今年の抱負」な訳だ
次女は、小さい頃からとっても
個性的な子で、人付き合いには
かなり苦労をしていた
幼い頃は、自分がちょっと人と
違う事の、自覚も薄かったが
親としては常識を教えながら
忍耐強く成長を見守っていた…
高学年に差し掛かろうとした
元旦の日、私たちは当たり前に
恒例の質問を投げかけた…
「今年は何を頑張るの?」
娘は、胸を張って高らかに宣言した
「私!普通の子になる!」
他の家族たちは一瞬フリーズした後
何だか笑いのツボにはまって
大爆笑してしまった…
「そうなんだ、良いと思うよ頑張れ」
そんなエールを送ってから、随分と
時間は流れ、次女は保育士になった
娘いわく、個性的で幼少期に苦労を
した自分だから、わがままだったり
我の強い園児が可愛く思えるのだとか
やっぱり、人生に無駄な時間はない
先々役に立って、今をちゃんと生きている
あの時の、「普通の子になる!」は
立派に成長し実を結んだと褒めてあげたい
新年を迎え深夜2時まで起きていた
除夜の鐘を聞きながら、近場の
八幡神社に参拝に行き帰宅後には
三度(笑)酒盛りをしたからだ…
新年初日の今日は、朝寝坊をしようと
決めていたが、結局は愛犬のトイレ
タイムが限界で起こされた…
一応、お正月らしくぜんざいを
作ってはみたが、昨夜の
爆食·爆呑みがたたり
胃がもちを受けつけない…
2回、胃薬のお世話になって
夕方には復活の兆しが見えたのを
良い事に、さっきまでまた酒盛り(笑)
結局のところ、庶民の楽しみと
ストレス解消なんて、正月だろうが
平日だろうが、いつもこの程度である