ちょっと不思議な話だ…
数年前に叔母が亡くなった…
叔母は、義理人情に熱い人だった
しかしコロナ禍からこっち、最近では
家族葬が主流で別れを過す形は
急激に様変わりした…
しかし、叔母がこの世を去ったのは
それよりもずっと前だった
叔母が体調を崩し入院していたのは
知っていたが、そこまで悪いとの
連絡はなかった…
ある夜、私は自室に居てくつろいでいた
「部屋の片隅」で癒しをくれる
真っ赤なハイビスカスの造花がある
それがいきなり揺れ始めた…
それもすごい勢いでユッサユッサと
揺れている…
何度か目を擦り見返した
「マジか?何で揺れてる?」
地震ではない…ハイビスカスだけが
異空間のように揺れ続けた…
その直後、私の体に何かが被さった
ような、そんな感覚をあじわった
一瞬、気が遠くなりそうだったが
すぐ正気にかえった
訳が分からないまま床につき朝になった
そしてわかった…
叔母が亡くなっていた…
昨夜はお通夜だったらしい
今では主流の家族葬だった…
義理人情に熱い叔母は
きっと皆にお別れをして欲しくて
私に知らせて来たのだとわかった
「お疲れ様…ゆっくりしてね」
時代が変わったとは言え…
最低限、これくらいの情があっても
良いんじゃないかと心底感じている
私たち夫婦は男女が逆転している
自分でも自覚はあるし、娘たちにも
昔からよく言われている
それが顕著に現れている行動は
こうだ…
ダンナ……「母さんはどこ行った?
まだ、帰って来ないのか?」
……と、私の姿が見えないとすぐに
探し出そうとする
娘が私に質問する…
「母さん、父さん遅いよ…電話とか
しなくていいわけ?」
ワタシ…「大丈夫!そのうち帰ってくる」
慌てず騒がす、自分の時間を満喫する
娘……「ホント、男女逆さまだね…
母さん、全く動じない人だよね…」
相性が良いか悪いかよくわからないが
何とかず〜っと持ち堪えている…
どちらが耐えているかはご想像に
おまかせしますww
便利な時代を生きていると
誘惑はものすごく多い…
気に入った商品に出会うと
とりあえず会員になったりして
割引やらクーポンやらが再三
送られてくる
最近のメインは、クリスマスと
後は、福袋だ…
「中身は39000円以上!今なら12000円!」
ふむふむ…合算すると元値は70000円だ
このサイトは某ブランドバッグで
福袋の種類は5つ…
夜中まで、眠れないほど悩んだ
「どれにしよう?う〜ん?」
そうこうする間に睡魔に襲われ
気がついたら朝方だった…
ヤバい!早く決めて注文しないと…
早々にサイトを開けたら、すでに
3つは完売!との表示…
残りはイマイチな組み合わせばかり
悔しさから売れ残りをポチッと
しようとしたが……
「何やってんの?朝から?」と娘
昨夜の流れを話すと、間髪入れずに
「また買う気…何個バッグあるか
考えてみなよ」と冷静な意見
後ろ髪引かれながらも娘の正論を
受け入れて福袋は諦めた
がっ……次は愛犬の福袋シーズンが
到来する
「福袋欲しい?」
日本語をきっちり聞き分ける
愛犬の熱い眼差しを阻止出来るだろうか
また、眠れないほど悩ましい夜が来そうだ
夢ばっかりみて生きていけたら
幸せだろうな…
たとえば幼子のように
素直に甘えて、時には全身で
気持ちを表現できたら…
大声で叫びたい日もあるよね
大人ならヤバい奴で終わり
幼子には期間限定の特権ww
いつからだろう…
周りの目を…反応を気にしながら
生きるようになったのは…
時間を積み重ねる程に
生きづらくなってはいないだろうか
毎日、一つでも良いから
「あっ…今しあわせだなぁ」
素直にそう感じられたら良いなぁ
「夢と現実」ってず〜っと
背中合わせだよね…
夢では食べていけない現実
……って事かな。
ここに来て、初めて書いたのは4月
毎日、来る日も来る日も書いた…
お題は、容赦なく出し続けられる
私も、かなり長く生きてきたから
経験豊富だと自負していたのに…
違ったな……
「何書こう?ネタがない…」
想像力も余り豊かではない私だから
話を盛る事も出来ない
だから、ほとんど毎日が等身大の
実体験やら反省やらになる…
それでも、優しい人たちが
「あなたの話が読みたい」と
神様のように応援してくれるから
書くことがなくて、行き詰まった時に
「もう、そろそろ限界かな…」
そんな考えが一瞬頭をよぎったり
しながらも、「さよならを言う前に」
後ちょっと、あとひと踏ん張り書いて
みようかと思いとどまって、また
次の日の19時を迎えられている
ご縁があって巡り会った皆様
いつも、本当にありがとうございます。