仲良くなりたい
距離を縮めたい人に限って
皮肉な事になかなか上手くいかない
これが…世の常
もういいから…
お願いだからもう来ないで…
そんな心の声を知ってか知らぬか
苦手な相手ばかりが現れたりもする
当たり前だ…
人生…生きる=修行に来ているのだから
自分に都合が良い人ばかり来たら
何も学ぶ事がない…
嫌な人·腹が立つ人·自己中な人…
皆、それぞれに役目を持って
私の人生に絡んでくる
上手に距離を保ちながら上手くかわす
人生には一番大事な学びかも知れない。
母は来春で93歳になる
5年前から足を悪くし施設の
お世話になっている
毎日の体調確認と認知予防の為の
電話や毎週の面会も
同じ時間だけ続いている…
だから、薄皮をめくるように老化していく
母親にずっと寄り添ってきた5年間でも
ある…
明日何かあっても悔いがないように
「泣かないで」笑って「お疲れ様」と
送ってあげられるように、1日1日…
いや……一瞬一瞬を大切に思いながら
母娘の大事な時間を積み重ねている
昨日は1日中強い風が吹いた
これが俗に言う
「木枯らし」と言う
「冬のはじまり」を知らせる
突風だろうか…
我が家から見える山は、
ちょっと富士山を想像させる
綺麗な三角の頂上が春夏秋冬、
衣替えをしながら色々な景色を見せて
季節の移り変わりを見せてくれる…
今日は、頂上に厚い時雨雲がかかり
その雨が裾野にある我が家まで
冬の寒さを一気に運んでくる1日だった
「寒いね〜!」「ホント寒い!」
家族やご近所さん、馴染みの顔から
合言葉のように繰り返される会話…
肩をすくめ小刻みに足を踏みながら
これから来る冬本番に皆体を慣らして
いるように見えた…
寒さが無事に開けて来春も綺麗な
桜を皆元気に見られますように…
待って待って…
待ち焦がれた楽しい時は
一瞬で過ぎてしまう…
そこまでくる時間がどんなに
長かったか…
「終わらせないで…」
私にもう少しだけ幸せな時間を
下さい…
心の中で繰り返し神様にお願いをする
「どうか…後少しだけ」と…
不意にこんな声が聞こえて来そうだ
「自分の都合で良いように使うんじゃない」なんて…ね(笑)
何か動物を飼った事がありますか?
今、我が家では犬·亀·メダカたちと
賑やかに生活を共にしています。
愛犬は2代目で、先代は19歳と長寿を
全うし見送りました。
私は、生まれついて「お世話」をする
そんな運命の元に生を受けている…
何だかそんな気がするのです。
とにかく、人であれ動物であれ
見て見ぬふりが出来ずついつい手が
出てしまいます。
自分自身と言えば、あまり他人にも
甘えられず、何でも自分でやってしまう
そんな可愛くない人だと思います。
しかし、結局のところ根底にあるのは
「愛情」でしかない訳で…
物言わぬ彼らは全身を使って私に
「愛」を届けてくれています。
お世話ばかりの毎日が時々辛くなったり
めんどくさいな…と思わないと言えば
嘘になるけれど…
私とご縁が繋がった全ての命から
沢山の「愛情」を貰っている事に
感謝をしないといけませんね
今も、2代目の愛犬が私の足の間で
まったりくつろいでいます。
この子の温かい体温を肌に感じながら
この文章を書いている私はしっかりと
幸せを貰っています。