私は、柑橘系の香りが好きだ
アロマの香りもオレンジ系が好きだし
今、気に入って使っている「香水」は
グレープフルーツの香りだ…
市販品を振りかけるだけでは飽き足らず
数年前から、レモンの木も育てている
鉢植えだから沢山は実らないが
去年は、五つ立派な実を付けてくれた
ちなみに、レモンは葉っぱもレモンの
香りがするから不思議だ…
生まれてから今まで、ずっと田舎暮らし
だから、都会に憧れた時期もあったが
今は、大好きな柑橘系の木を色々植えて
田舎暮らしバンザイ…な感じだ
「香水」とは、アトマイザーに入った
出来上がった香りだけではない。
自然と共に暮らす私には、外に出て
庭先の花壇や菜園の中がすでに
香りの宝庫だ…
ラベンダー·ミント·ジャスミン…
書き出したらきりがない
当たり前のようで、決して当たり前では
ない…この神秘的な沢山の香りは
やはり神様のなせる技だとも思える
旦那は、酔うと冗舌になる
私が、黙ってティーバで見逃し
配信を楽しもうとしている時…
どうでも良い内容の話を振ってくる
「うん」「へ〜」「そう」…と
生半可に返事をしたら、その上に
話を乗っけて畳み掛けてくる…
だから、イヤホンから聞こえてくる
小さな音声はかき消され意味不明だ
「あ〜…もう、やめた」
私の心の声に気付く事もない…
「言葉はいらない…ただ」
お願いだからさっさと部屋に行って
大人しく寝てくださいよ…
私は田舎育ちだから、幼い頃から
いきなり、近隣住民が来るなんて
日常茶飯事だった…
その手には、新鮮な野菜だったり
旅行に行ったお土産だったりと
「突然の君の訪問」からは
どちらかと言うと恩恵を受けた事が
多かったと思う…
人が来るとお茶とお茶菓子はセットで
庭先や縁側でひとしきり談笑をする
そんな親の姿を見ながら育ったので
いきなりに人が来ても案外とWelcomeで
対応する事が身についている
そして、そのふるまいは娘に伝わり
今は、小学生の孫にまで伝染しつつある
「ばぁば、暑いから早うお茶出しよ」と
普通に言葉が出る…
希薄な世の中だからこそ、人を大切に
するべきだと思う。
突然に訪問者が来たっていいじゃないか
「あの人に会いたい、話したい」と
顔を思い出し会いに来てくれる事は
決して悪い事ではないのだから…
高校生だった頃…
クラスも一緒、部活も一緒で
毎日楽しい時間を仲良く過していた
友人が2人いた
ある日…
ちょっとした誤解で揉め事がおきた
感受性の強い年頃の私たちは
素直に話し合いが出来なかった
家に帰り…
私は、何故か先祖の眠るお墓に向った…
その日は、雨が降っていた…
家よりそう遠くない場所にある墓石の前で
「雨に佇む」…まさしくこんな感じだ
先祖に向かって悩みを打ち明け
聞いてもらった…
時には、涙さえ浮かべた記憶がある
ひとしきり話して帰宅した直後に
友人から電話がかかってきた…
「ごめんね…なんか私たち誤解してた」
そう言って謝られた…
ご先祖様たちが関与したかどうかは
不明ではあるが…
いつも感謝の気持ちを忘れず日々を過ごさなくてはならないと感じている…
初めて日記をつけたのは16歳の
元旦だった…
青春真っ只中の「私の日記帳」には
恋愛·失恋·友達…と、
やはり生きていくには避けては通れない
人間関係の喜怒哀楽がびっしりと
日々繰り返し書き残されている…
時が過ぎ…
出産、子育てに追われるようになり
10年近く欠かさず書いた日記は
生活に追われる中で余裕を無くして
書かなくなってしまった…
再開したのは娘に子供が生まれて
私が母から祖母になった時…
諸事情があり、シングルマザーの
娘とツインズの男児2人を助けるのが
私に与えられた次の役目となったからだ
ツインズが1歳前から一緒に暮らし
怒涛の日々を生きているが、
再開した2回目の私の日記帳は、
5年日記が終わり、今は10年日記になった
2冊が終わればツインズは16歳になる
今の「私の日記帳」は自分自身を
癒し…励まし…頑張れ…と奮い立たせる
私から私への日々のメッセージだ…