宇宙は広い…
自分が知ってる知識なんて米粒くらい
今は、地球で人として暮らしているが
他星から見たら、私たちが宇宙人だ…
「ここではないどこか」からやってきた
のかも知れないし…
「ここではないどこか」へ行く為の中間点かも知れない。
短い記憶でしか生きていないけれど
本当は人も生まれ変わり死に変わり
果てし無い旅をずっと続けているのかも
知れない…
私が実家を出たのは高校卒業の年…
就職して全寮制の厳しい寮生活が始まった
当時、自立心の強い私は両親と離れる事にさほど抵抗はなかったが10歳から毎夜、
一緒の布団で就寝していた愛猫は特別な
存在でかなり後ろ髪を引かれた…
「君と最後にあった日」をあえて人では
なく愛猫にしたのには理由がある…
私が家を出る3ヶ月前に兄夫婦に子供が
生まれていた…
甥は可愛かったが猫も大事だった…
当たり前だ…甥より10年も先に居たのだから…
けれど、大事にしていた私が家を出たと
同時に黙って親戚の叔母宅に引き渡された…
私が激怒するのはわかっていたから
その真実は上手く隠されてしまった…
理由はこうだ…赤ちゃんが大事だった。
ずいぶん時間が経ち、猫は行った直後に
叔母宅から姿を消したと聞かされた…
野良猫になったのか…
「捨てられた…」そう思ったに違いない
消息不明で数十年が過ぎたが、私を見送る最後の寂しそうな姿が忘れられない…
真実を知った時、私はどんな事があっても
動物は一生責任をもち育てると強く誓い
今も決してその気持ちは変わらない…
家庭菜園とガーデニングが趣味な私は
今の季節は本当に忙しい…
水やりや花がら摘みで仕事は尽きない
しかし、「繊細な花」を育てる為には
夏の虫たちとも戦わなくてはならない。
つい先日もアシナガバチの逆襲にあった
植木の薄暗い根元に巣を作っていたのだ
不運にも根っこ周りの草に手を伸ばして
しまった!………チクッ!!
「痛!!やられた!」目の前に3匹の
ハチが現れた…私はハチアレルギーなのだ
こうなったら、花どころではない!
2年前にも刺されアナフィラキシーを起こした…
「次刺されたら死ぬよ」と医師からは厳重注意を言い渡されていた。
「ハチと死」は背中合わせなのだ。
結局、病院に走りまたまた点滴のお世話に
なった。
「死ぬよ」の言葉でパニックを起こしたが
九死に一生を得て帰宅した私が次に取った
行動は、やはり繊細な花のお世話の続き…
家族は力を合わせて懲りない私を守る為に
殺虫剤を片手にアシナガバチの巣に
いどんでいくのであった…
すみません…ご迷惑おかけしております。
幼い頃は「1年後」の予定が立てやすい
1年生…2年生…3年生…
一日一日と時間が過ぎれば順調に次に
進んでいく…
その頃はまだまだ親の保護下に居るから
衣食住の心配もなく、ブツブツ文句を
言いながらでも幸せな時だ
けれど大人になるとそうはいかない…
今度は自分が周りを養い守る立場になる
毎日毎日大変なのだ…
今この時を必死に生きて、せいぜい予定は
1週間先を考えるのが関の山だ。
時々ふと考える…
仕事を辞めて毎日が日曜日だったらどんなに楽だろうか…なんて…
自分の好きな事だけをして暮らしていけたら幸せだろうなぁ…
「一年後」の予定が立てられるような
余裕のある人生を送りたいものだ…
子供の頃は、とにかく両親が多忙でいつもバタバタと余裕なく生活をしていた。
今思えば二人はマイホームを購入しようと
我が子4人の先行きを考えながら
がむしゃらに働いていたようだ…
そんな訳で、兄ばかりで末っ子の私は
甘やかされる環境とは程遠かった…
自然と何でも自分でやり、人を頼らない
自立心の強い大人に育った…
自立心が強いと一見、何でも決めたり行動
したり良いようにも感じるが、実際は
甘えられない…弱音を吐けない…意地をはる…そんな感じになって結構辛い。
兄には「守ってやりたいタイプじゃない」と言われ…旦那には「女の仮面を被った男だ」とまで言われた…ww
自分がそんなイメージを周りに植え付けたのだから自業自得だが、ホントは甘えたい
弱音も吐きたい、頼りたい…
もうそろそろと「強い私」の鎧を脱いで
弱い私を出すタイミングを計らねば…