8/22/2024, 10:09:43 AM
題《裏返し》
ばあちゃんの家にはいつも裏返しの写真立てがある。
小さい頃、「どうしてひっくり返してるの」と幼心のままに聞いたことがあったがばあちゃんは少し困ったように笑いこれはこのままでいいのと一言いった。
…
優しさの裏返しみたいな感じか書きたかった
無理だった。
8/21/2024, 10:36:03 AM
題《鳥のように》
私は晴れた日の暖かな空が好き
どこまでも、どこまでも行けそうな青。
そんな空を眺めてると視界に入る鳥たち
気持ち良さげに翼を広げて滑るように飛んでいく姿。
自由に飛ぶ鳥をみるとやはり、どうしても思ってしまうのだ。
まるで鳥籠のようなこの社会という籠から飛び出して、青空をかける鳥のようになりたいと。
私は今日も、青と白に彩られた空を見上げそんな物思いにふける。
────────別の作品──
鳥のようになりたい
けれどもどこかで聞いたのだ、空を自由に駆ける鳥でさえも完全なる自由では無いのだと。
では、どうすれば自由なのか等と頭を抱えたことがある。
そんなとき、窓から鳥をみた。
そしてわかったのだ、人間にはできない空を自由自在に飛ぶ行為それは私たちからみれば果てのない自由だと。
8/21/2024, 7:23:55 AM
題《さよならを言う前に》
成人式を迎えた。
卒業前と変わらないやつ、薄っすら面影が残っているかといった具合の垢抜けたやつ。
既に家庭を築き母親、父親になったやつも。
みんな着物やスーツに身を包み昔話に花を咲かせている。
なんとなく周りを見渡しても、俺の目的の人物は見当たらない。
友人たちはみんな前へ、未来へと進んでいるのに俺は未だ過去に囚われてる。
ある人物に言いたいことがある。
伝えないといけないことが。
「ありがとう」、もう大丈夫「さよなら」と。