NoName

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6/15/2023, 1:00:36 PM

待ち合わせは 913.6 ム
海辺のカフカ、前

もしかしたらいま
向かい側の棚の本を引き出しているのが

彼女かもしれない

と思いながら 僕は待った

同じ町の図書館である確率ははたして

どれくらいだろうか

6/12/2023, 6:26:31 PM

小さい子のふわふわしたスキキライは可愛い

誰かを傷付ける強さもなく
誰かを否定する弱さもない

ずっとそんな風でいたかった

5/29/2023, 9:38:49 AM

思い出すのは夏の前日
半袖になれない腕を抱えたあの日々

君が淡々と巻いてくれる包帯が眩しかった

痛いのは此処なんだからね、と
人差し指で向かい側の
みぞおちをトントン叩いてさ

触れたいのに触れられるのは
僕の脆く赤いとこばっかりだった

手当ての意味を知った僕が
それからずっと先の、いま

それらを懐かしく
眩いばかりのひかりみたいに、胸に抱える

5/14/2023, 10:14:40 AM

僕の中の又三郎の音と
違うことがとても嬉しかった、あの曲

文学モチーフのアルバムを
その本を読み返しながら聴いていた

初めて物語に触れたときのような
みぞおちがふわっと上がる
期待と羨望を混ぜたような心持ちがした

どっどど どどうど
どどうど どどう

5/12/2023, 3:46:56 PM


お母さん もうすぐ母の日ですね
子供がいるあたしでも
子供で居られるのがこの日でした

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