三点リーダ
抱き起こしてよ
雨になるから
そう思って
漕いで漕いで
勢いよく飛んでさ
結局じぶんで鳴るのよ
バタバタ
パタタ
ひかりをください
やみがべたりとはりついて
もがいてつかんだものが
さいあくでした
いきるためにくわえた
たべるためにそしゃく
なにもかもみにくくて
なにひとつみえなかった
200円で回した
ガチャガチャの
玩具みたいな光でいいのに
それだけでいいのに
にくくてしかたなくて
ゆるせなくていまも
もがくくるしみから
にげおーせる
あしたはありますか
思ったより明るい
良かった良かった
泣いていたんだね
気付けるくらいの
ひかり
いたみ
ひかる
ごはんをちゃんとたべます
となりにいるあなたを
だいじにゆっくりてばなします
わらってすごすのと
そらをみあげてきれいだとおもうまいにちを
たいせつにかかえます
よいおとしをってだれかれかまわず
だれかしらかにいって
ことしもよろしくおねがいしますって
またあなたがたにいうひびにもどって
あとはそうだな
またあいましょう
こえでもことばでも
どんなかたちでも
年明けに必ず観なおすドラマがある
いちばんすきな花の第8話
椿さん家みたいな居場所があった
あたしが、まだ志木さんだった頃に。
きっと薄々
色々気付いてくれていただろう
何年後かに椿さんの弟に偶然会ったとき
家族がさ、何かで集まるとき
いつも志木さんの話が出てたよ
元気かなって
ちゃんと食べてるかなって
ずっと
そう言って笑ってた
あれから更に何年も経った
風の頼りで兄弟みんな結婚して
子どももいてしあわせだって知った
嬉しかった
思わず口元を抑えて
背中丸めてしゃがみ込むくらいには
その頃にはもう
話題に上がらなくなるんだろうと
思っていたけど
でもね
このドラマが放映された年
その年の新年
遠くの
何かの
誰かのつぶやきに
同じ記憶を持つひとがいて
エピソードが一緒で
ありがとう
もういいよ
ありがとう
大丈夫だよって言いたかった
言わないまま
言いたかった
棘が5つもある
どこに触れようとも
刺さるかもしれない
見上げているあいだは
あんなに綺麗だったのに
そう言って
みんな残念がって
逃げていく
そうだろうね
悲しくて仕方ないから
落ちる予定なんだ
1/4あたり
闇に包まって