3/15/2023, 2:18:55 PM
「星」
これは名作
と言われる詩を
あさってよむ日々
当然だけれど
わたしには書けない
文字が列が思考回路が
これがわたしなのよ
と言わんばかりに並ぶ
言葉をばらんばらんに
崩してやりたくなる
近づけばひっくり返る
磁石のように
絶えず交差する
触れたい無垢と
避けたい頑固
言葉はときを越えて
あなたを運ぶ船になる
どんなに微かな
またたきでも
精いっぱい
光ってみればいい
あなたの
言葉を紡げるのは
あなたしかいない
星溢れる夜を彩る
たったひとつ点になれ
#星が溢れる
3/15/2023, 7:10:18 AM
どう歩んだって
戻れない色した瞳がある
#安らかな瞳
3/13/2023, 2:35:38 PM
アスファルトの奥深くで
うごめいている地球
蛇口の先には
あるのだろうか氷河
とおくとおく
見えないところで繋がって
実はいつも傍らにあった
うすく層になった命たち
見ようとすれば
見えたのかもしれない
あたたかい空気の回る
吹き抜けでねむりについて
ふぅともほぅともつかない
息がもれる
この空気も
大気の中でただよって
休まることを知らない星たちや
木の実を拾う縄文人や
交通渋滞を知らないミライジンにも
届きますか
それは今生きていることの
証明になりますか
#ずっと隣で
3/12/2023, 2:29:12 PM
肌と肌がぺったんと ひっついて
でもまだ近づきたいと思うとき
もうこの先どこに向かえばいいか
わからなくなる
飽きてしまうのではない
慣れてつまらなくなるのともちがう。
あなたの中にもっと
ちがうあなたを探す
ふれれば ぷにんと揺れる
スライムのように
絶え間なく姿かたちを
変えてゆくシルエット
であったとき
すれ違ったとき
近くにいたとき
離れたとき
いまもこれからもきっと
あなたは変わらぬあなたでも
いつも新しい面をみつける
もう終わっちゃうんじゃない
と言うわたし
まだ始まってすらいないよ
と笑うあなた
ぺったん
ぺったん
その先は
#もっと知りたい