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7/7/2023, 12:30:18 AM

学校の廊下を、一緒に手を組みながらスキップして大爆笑したりとか。
黒板に絵を書きまくって、「画伯じゃん(笑)!」とお互い言い合ったりとか。
人通りの少ない階段で、秘密の話をしたりとか。
卒業したら、こういう時間が懐かしく思うようになるんだろうなって思ってた。だから大切にしなきゃねと。
でも分かってなかったんだ。卒業したら、もう二度とあの親友達とこういう時間を過ごせないんだって。
卒業してようやく気づいた。

7/5/2023, 12:07:39 PM

秋の夜空で瞬く星を、縁側でぼんやりと眺める。喪服だとほんの少し肌寒い。
そういえば、『銀河鉄道の夜』も星の綺麗な宇宙空間を、ジョバンニとカムパネルラという二人の少年が、銀河鉄道に乗って旅する話だった。学生の頃の現代文の授業という、遠い遠い記憶を思い出す。
最後、地上に戻って来たジョバンニは親友のカムパネルラが事故によって亡くなってしまったことを聞かされる。さっきまで一緒に旅をしていたカムパネルラは、もう既に亡き人だったのだ。そして二人で乗っていた銀河鉄道は、亡き人が遠い遠いどこかへと行くために乗るものなのだと悟るのだ。
今、母はあの瞬く星の中を旅しているのだろうか。私を夜空から見下ろしているのだろうか。
母さん、どこにいますか?ずっと側に、いますか?

7/4/2023, 1:52:30 PM

絶対に愛してはいけない貴方を、愛してしまったこと。貴方を守るために傷つけてしまったのに、それに傷ついてごめんなさいと思ったこと。
絶対に夢見てはいけないことを、夢見てしまったこと。
辛かったけれど、苦しかったけれど、全部全部大切な宝物なのよ。貴方が、全ての心を私に捧げてくれたことが、本当に嬉しかったのよ。
これが、神様と私だけが知っている秘密。

7/3/2023, 10:25:05 AM

この道の先に、私が行ってみたいと願う場所はあるでしょうか。本当に、正しい道なのでしょうか。
私に何ができるのか、何の才能があるのかは知らないのです。ただ持っているのは、未熟な力と、ちっぽけな希望と、幼い情熱だけなのです。でも、それを捨てて生きていけるほど、私は器用な人間ではありません。
だから、進むのです。苦しくても、やめたくなっても、やっぱり私は私でいたいから。
進んだ先が今望んでいる場所でなくとも、未来の私は、私が私でいられる場所を選んで進んだのだと信じて。

7/1/2023, 11:45:26 AM

結露したバスの窓。キュッキュッと磨いたら、あの人が見えた。
いつからか、結露したスクールバスの窓越しからあの人を見ることが、私の習慣になった。混んでいるバスで運良く座れる時も、あの人の姿が見える席の方に座る。バスが発車するまでの短い時間。喋るわけでもないし、笑い合うわけでもない。ただ遠くから眺めて、一方的な思いを募らせるだけ。
この気持ちを忘れていた、うんん、見ないフリしていた時期もあった。でもふとした時にあの人の姿が目に飛び込んで来て、そうしたら何故だか胸がぎゅうっと痛くなって、泣きたくなってしまった。
何してんだろう、私、もう大丈夫だと思ったのに。
今でも時々町であの人に似た人を見かけると、しばらく動けなくなってしまう。

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