Rit0

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9/12/2023, 11:15:03 AM

「好きです!付き合ってください!!!」
『はぁ?俺達初対面だよな?なんなら今高校入学式が終わったばかりだぞ?』
「一目惚れです!!」
『...俺は見た目で判断するやつが嫌いなんだよ』
「私は見た目で判断しません!本気の恋です!!」
『10秒で矛盾するな!まぁそれがほんとか確かめてやるよ』
「えじゃあ付き合ってくれるんですね!」
『ああ!だが嘘だったら速攻別れるぞ!』
「臨むところです!!」
〜半年後
「夏祭り楽しいですね!!」
『あぁ...そうだな』
〜2年後
「大学どこに行くんですか?」
『〇△大学』
「へぇ!結局私と同じ大学に行くんですね!でも今のままで大丈夫なんですか?」
『...うるせぇ。わかんない所はお前に聞くわ』
「...!えへへ〜どんどん甘えくれていいんですよ〜」
『やっぱなしで』
「ええ!どうしてですか〜!」
〜高校卒業後
「2人とも合格出来て良かったですね」
『ああ。お前のおかげだわ』
「ふふーん!!もっと褒めていいんですよ?」
『俺がここまで頑張れたのは確実にお前のおかげだよ。本当にありがとうな』頭ポンッ
『えへへへ〜』


『昔じゃ考えられないな。俺がこいつに本気の恋しちまうなんて』

8/25/2023, 1:18:14 PM

「ふぅ...」
僕は机にしまってあった椅子を引き出し,それに腰をかけた
...来た
ここ最近,僕が席に座ると机を挟んで向かいに彼女が座るんだ。彼女って言っても付き合ってるわけじゃない。ただ毎回僕の向かいに座ってるため気があるのではと思ってしまっている。実際彼女は見た目は若めで短髪,肌は少し焼けてるくらいで丁度僕のタイプなのだ。なので,僕も少し気になっている。しかし,奥手な僕は自分から話しかけることが出来ない。いつも彼女から話しかけてくれる。ああ,今彼女が準備が終わり僕に話しかけようとしている。
『それでは取り調べを始めます』

僕と彼女の向かい合い

8/23/2023, 1:26:10 PM

そうだ,海へ行こう
最初は白い砂浜,
次に青く輝く海,
最後に薄暗くとも照らしてくれる天体
そしてまだ底で眠ってる君に逢いに行くよ

8/10/2023, 11:40:38 AM

「むにゃ...駅ついた〜?」
『まだだよ。僕らが向かうのは終点だからもう少し先だよ。』
「じゃあ着いたら起こして〜」
『うん...お休み』
僕の妹は寝る事が好きだ。この前の家族旅行でも、車の中で僕の膝枕で寝ていた。
『さっきまでずっと寝ていただろうに...』
妹の頭を撫でていると1人のご老人が話しかけてきた
(おふたりかい?)
『はい。でも、終点で親が待ってると思います』
(そうかい。若いのがこの電車に乗ってるのは珍しいからねぇ。あんたさんも駅に着くまで暇だろう?少しお喋りでもしないかい?)
『...いいですよ』
〜〜〜〜〜〜〜〜
(それじゃ,私はここで降りるよ)
『終点まで行かなくていいんですか?』
(その予定だったんだけどねぇ。娘がうるさくて,どうやらここで降りないといけないみたいね。)
『そうですか...良かったですね。雑談楽しかったです』
(すまないねぇ。早いうちにそっちに向かうよ)
『僕はもう合わないことを祈ってますね』
........
<お母さん....お母さん!!>
《患者さん,意識取り戻しました!!》
(...こっちは騒がしいねぇ。)
<お母さん...!まだ死なないでよ>
(はいはい。もう大丈夫ですよ)
その後少し落ち着いて娘は家族に連絡するため席を外した。病室にはテレビがあり,ニュースが流れていた。
【先日,○○通りにて暴走車両が信号待ちしていた車両に正面から激突する事件がありました。被害者は家族連れで運転席と助手席に座っていた2名は即死。後部座席に座っていた子ども2名は病院に運ばれましたが,先程死亡が確認されました。暴走車両の運転手は....】

8/7/2023, 10:38:26 AM

母は僕を優秀な子に育てた。勉強、運動、コミュ力...不自由がないよう育ててくれた。でもそれは父の跡取りとして...私で会社をより大きくするために、僕を優秀な子に育てあげた。僕の人生は最初から決まっていたらしい。それを知って抗おうと思う人もいるだろう。しかし、僕は今まで母がひいてきた決められた安全なレールの上をずっと渡ってきた。今更、レールから外れようとも思えない...僕の人生は母によって最初から決められていた

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