突然のことだったよね
帰り道一緒に帰って
信号待ちで談笑してたら
急に走り出すんだもん
訳も分からず前を向いたら
信号が青になってて対面から小学生が歩いていたんだ
その子達を押し出すように後ろに突き飛ばしていたよね
あの子達驚いてたよ
その瞬間にね
貴方が私の目の前から居なくなったの
目の前には白い壁がスゥーって流れていって
気がついたら小学生達が見えていたわ
周りは騒然としていたけど私には何が起こったか分からなかったの
記憶はここまでしかないの
...
あそこ別れ道だったよね
私が信号を渡るの待っててくれたんだもんね
ねぇ、ねてないで返事してよ
まださよならって言えてないのに...
未来の事を考えるのは嫌いだ
何故か不安なことしか思いつかない
じゃあ1年後に変われるように目標を作ろう
そんなことをできるのは元気な人だけだ
変わるのには体力を使うんだ
今を生きるのに必死な私には無理だ
じゃあなんで1年後の事を考えてるのって?
...分からない
私だって1年後の自分が普通になってるのを夢見るよ
けど1年後も変わらず苦しんでいるよ
だって、1年前も同じ夢見てたからね
1年後
半袖は長いこと着てない
いや...正確には人前で半袖になってないだ
僕の腕には昔の思い出が沢山詰まっている
親に裏切られた時
大きな期待、迫る不安から逃げる時
嫌な事を思い出した時
1人で苦しんだ思い出が刻まれている
それは今でも刻み続けている
それは他人に見せるもんじゃない
自分の中で閉まっておくものだ
今では後悔している
暑くなっても脱げない長袖
身体は暑いのに常に冷や汗
いいな、半袖
半袖
『なぁなぁ!聞けよ!』
「どうしたの?彼女いない歴=年齢君」
『おい!相変わらずヒドイなぁ...だが!』
「なによ。ニマニマして」
『今日からそのあだ名は使えねぇぞ』
「...?」
『なんと彼女が出来ましたー!!』
「え...?」
『いや〜まさか相手から告白されるなんて思って』
「嘘よね?!だってわざわざ私に言う必要ないでしょ?!」
『すごい食い気味じゃん...だってお前いつも彼女いないイジリしてくるだろ。だからもう使えねぇぞって自慢ついでにきたんだよ』
「...そっか。ほんと...なんだね」
『そうだよ?』
「おめでとう...」
『ありがとな!いや〜まじで天国にいる気分だよ♪』
「そうだね...」
「(私は地獄だよ...)」
天国と地獄
「この世の中で生きる意味ってなんなのさ!」
『生きる意味?』
「そうだよ!優しい人がバカを見て、本当に辛い人は無視されて、立ち向かう人は数多の権威から折られて...」
『何があったか知らねぇが、お前が言っている世の中はちゃんと自分の目で見たのか?』
「そんなん調べればネットで...!」
『はぁ。ネットなんざ結局素人の主観記事がほとんどだ。自分に都合の良い所ばっか切り抜いていやがる。』
『それに自分の目で見てねぇのに決めつけんなよ。お前は他人を信用し過ぎだ。』
「わかってる...わかってるけど!」
『はぁ...今度遠出しよう』
「えっ?」
『今ムシャクシャして辛いんだろ?死にたいって思ってるんだろう?』
「それは...」
『けど死ぬのはお預けだ。たった今、遠出する予定入れたからな』
生きる意味