わたし、屋上で靴を脱ぎかけたらそこに、
ショートカットの女の子に
声をかけてしまった。
「ねぇ。何してるの?」
「え、」
「じ、自殺しようとしてる…」
あら、この学校は不幸ね、
一日で2人の命がここから飛び降りるのだから
「じゃあさ、心中しよ。」
「え、あの」
「さ、ほら手を握って」
「わ、私は1人で死にますから!!」
「一人は寂しいよ?」
「もう、限界なんですよ。クラスに馴染めなくていじめられて、好きな人だってバラされて」
「もう…」
よく見たら髪の毛は濡れてるし、
靴は汚れていた。
「大変だったね」
「でも、今から開放される」
「そうですね。」
特に仲良かったわけでもなく、喋ったこともない子だったけど "自殺" という共通点で心が打ち解けた。
「ほら手繋いでいこう」
「はい。」
諦めたのか手を繋いでくれた。
その手は冷たくて白肌な手だった。
「よし、さようなら」
「大っ嫌いな自分」
手に力を込めて、
2人で1歩踏み出した。
「笑」
グチャ
いつの日のことだろうか。
「私は貴方がいいのです」
そう思ったのは
告白された時は好きでも
なかったから断ったけれど
私に好意があると思うと、あなたのことがずっと気になってしょうがなくなった。
でも、今あなたには彼女がいる。
あの時OKしていればYESと言えば。
私は今でも過ぎた日のことを想う
辛い日々だった。
親からの虐待・学校でのいじめ
何もかもが嫌だった。
いつの日か親から何処かに連れていかれた。
そこには、ご飯がいっぱいあってとても美味しかった。
「踊りませんか?」
そう、男の人に言われた。
踊る気はなかったが断れず手を取った
その瞬間男の人に引っ張られダンスもできない私だったが、何故か踊れた。
楽しかった、その時何のかも忘れられるような気がした。
その時は最高で幸せのピークだった。
帰った後は最悪だ
奇跡をもう一度。そう思ったあなた。
奇跡はね実力か運でできるもんだから。
努力をしよう!
誰もいない教室。
私は落書きをされた机を拭いたり、
破かれた教科書やノートを片付けたり、
ちょっと涙を流したり、
「あぁ、教科書とノートどうしよう。」
「また、母に殴られるな笑」
いつもの日常のように過ぎていく。
きっと明日も
………
近くに誰かが来た。
?「だ、大丈夫?手伝うよ。」
でも、今日から変わりそうです、