星、夜に光る星

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4/23/2026, 8:18:19 AM

グラスの中に
ギリギリ残った水を
飲み干して

揺れたグラスは
机の端に置いて
割れて落ちて

流れた血は
赤い絨毯を
青く染めて

遠くの観客は
それを見て
絶賛をして

そして

嬉しい私は
暗闇の中で
泣き声を上げて

差し出された
白い手を取り
しゃがみ込んで

好きな青色を
むしりながら
破片を集めて

全ては昼の夢だった。



題材【たとえ間違いだったとしても】より

4/21/2026, 10:28:16 AM


私の冷たい頬を
ひび割れた頬を伝うのは
一体...。

やけに頰に沁みる
痛い筈なのに
何故か暖かい

流れ落ちる液体が
暖かな液体が
頰を濡らして行く

体の何処かが痛い
沢山だと叫んでいる
つまり私は、悲しんでいる?

私は、泣いている。

私の手を握る手に
雫が一粒落ち
視線を上げた


私自身の感情が
落ちた雫が映したモノが
何かが私には分からない。

手を濡らした貴方は
優しく微笑む
ヤサシク笑う

それは悲しみという
不幸には全く
似合っていなくて

ただシズクだけが
暖かくヒカッテいる
その事しか分からなかった。



題材【雫】より
静かな森の中で、白い湖は霧の中。

4/21/2026, 9:52:29 AM

書きたいのでスペース確保



題材【何もいらない】より

4/13/2026, 9:42:36 AM

なにも考えなければ
知ろうとしなければ
僕は幸せだっただろう。

信じていた
幼心に信じていた
天道虫が止まった指に
奇跡も止まっていると

見えていた
天井が見えていた
誰かが青い空の上から
見守っていると思った

雲の間から差した光に
遠い世界から来た光に
神様という謎めいた物を
僕はその目に映していた。

その後、幾度と無く
その空はひび割れて
その空の先を僕は見た。

僕は遠い空の下
水溜りに映った青を踏む
遠くの更に遠くから来た
その光を僕は知っている

あの時も、そして今でも
分厚い雲から降った雨は
夜空に流れた美しい光は

僕では届かぬ塵だった。



題材【遠くの空へ】→【遠くの空より】

4/7/2026, 11:40:40 PM


良い事は長くは続かない
 
悪い事があったからこそ
 それを良い事だと感じて
不自由な事があったから
 人は自由を望んで求めた
生物とは欲で出来ている
 今まで欲で進化してきた
人はずっと満たされない
 常に何かが足りなかった
 
刺激のない世界などない
 
地平に登る朝日が苦手だ
消えて行く空色が嫌いだ
 不安定な物全てが苦手だ
 代り映え無いのが嫌いだ
地平に沈む夕日が好きだ
変わって行く色が綺麗だ
 未安定な物たちが好きだ
 完成された概念が綺麗だ
 
綺麗なはずの夕焼け空は
 
何処か寂しかった
 
少しだけ寒かった
 
太陽は何度でも登っては
 また何度でも沈んで行く
いつかは終わる人の時の
 そのさらに先までずっと
生と死の輪を紡いで行く
 途切れる事の無い組み紐
盛と衰を繰り返して来た
 この時もいつかは廃れる



題材【沈む夕日】より

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