うに

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9/11/2024, 7:37:31 AM

タイムリーなお題ですね。

妹と絶縁しました。
理由は妹が私の最愛の人(旦那さん)を貶すから。
尤も妹には、夫の愚痴などを聞いてもらっていたから、悪い面だけ誇張して伝わっていた事自体は仕方ないし私の責任でもある。
ただ、それを差し引いても旦那さんのことは好きになれないし、そんなダメ男にくっついてる女(つまり私)との今後の付き合いも遠慮したいと。
妹のことは、産まれてからずっと一番に大切にしてきた。
だからものすごく悲しいし淋しいけど、今となっては仕方ない。
だって旦那さんが、いまではいちばん大切な人になってしまったから。
あえて順位をつけたいとは思っていなかったけど、こうなったからには仕方ない。
私は旦那さんと私の家族を取ります。
いつかまた妹とも分かり合えるといいのだが。


(お題:喪失感)

9/1/2024, 6:26:09 PM

さよなら




通知画面に見えた文字
恋人からのLINE
続きがあるみたいだったけど、開いてしまったら既読になるから開けないでいる






未読のうちは、さよならも無効だよね?



(お題:開けないLINE)

8/24/2024, 3:17:41 AM

海に行きたい、彼女は度々そう言った。
港町出身の彼女にとって、海は決して特別なものではなく、それこそ5分も歩けばそこにあるようなものだったそうだ。
それがなんの因果か、海無し県に家を構え、海に興味のない男と結ばれて、海とは全く縁のない生活をするようになった。
そうなってはじめて、彼女は自分にとって、海が大切な存在であることに気づいたらしい。事あるごとに海に行きたい、と言うようになった。
しかしここから最寄りの海までは、車で軽く四時間はかかる。出不精の二人にとって四時間は遠すぎた。結局彼女の願いを男は毎回聞き流し、彼女自身も積極的に主張を押し通そうとはしなかった。

そんな暮らしを続けて何年経っただろうか。彼女に病が見つかった。進行の早いもので、最早手遅れだった。彼女の体力は急速に失われ、医師も匙を投げた。
彼女の希望で積極的治療は中断し、緩和療法のみ行うことにした。部屋の中でへらへらと笑う彼女は、男にはいつもどおりに見えた。
海に行きたい、久しぶりに彼女の口からその言葉が飛び出した。片道四時間のドライブ、今の彼女にはとても耐えられない距離。
それでも、男は車を出した。最期の願いとわかっていたから。
こうなる前に連れて行ってやればよかった、後悔が胸に広がる。そんな男の心中を知ってか知らずか、彼女は助手席で静かだった。ずっと、ずっと静かだった。


(お題:海へ)

8/22/2024, 6:25:27 PM

「思ったんだけど」
「なに」
「裏返しがあるなら、逆返しとか対偶返しがあってもいいよな?」
「その話、続く?」


(お題:裏返し)

8/20/2024, 10:06:59 AM

さよなら。
僕が軽々しく口にしない言葉の一つだ。
さよならは、僕にとっては永遠の別れ。
それを告げた相手とは、二度と会わない覚悟がある。

さよなら。
それを言う前に、本当にさよならしていいのか考える。
さよならするしかないのか考える。
一度口から出してしまったら、二度と言葉は戻らないから。

さよなら。
の前に。
言っておきたいことは言っておく。
ありがとう、でも。
好きだよ、でも。
クソ野郎、でも。
これでおしまいだから、包み隠さぬ本心を。

そして
さよなら。
これきり、おしまい。




(お題:さよならを言う前に)

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