ねこみかん

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4/29/2025, 9:02:56 AM

【夜が明けた。】

いつも通り眠りにつき、夜が明けた。
あぁ…また社畜になる日が来た。

社畜は走るよ、
なんのため?上司のミスの尻拭いのため。
今日も今日とて走る走る、
やっとやる事終わったぁ…。

走り疲れて休んでいると、
上司がため息つきながらこっちに来たよ。
今日中に終わらせないといけない
仕事が出来てなくて、上に怒られたらしい。

あぁ…嫌な予感…
上から頼まれた仕事、
上司自身がやってなくて、上司自身が悪いのに、
お前も手伝えだって。

あぁぁ…
社畜は走るよ、どこまでも、
自分の仕事は終わってるのに。

今日も今日とて上司と居残り、
残業確定で走る走る…。

4/24/2025, 5:32:25 AM

【どこへいこう】

なんだかやけに
やる気が出ない時がある。
好きなゲームをしても
すぐにセーブして辞めちゃうし、
音楽を聴いてても、2曲聴くだけで気が散るし、
絵を描こうとしても鉛筆が進まない。

なんか疲れてるのかもな、
気分転換に少し散歩でもするかな。
って行っても行先は決めてないし…
まぁ適当に歩くのもたまにはいいかな
さてと、今日はどこへいこうかな

4/20/2025, 3:14:28 PM

【星明かり】

産まれて初めて1人きりになった、
病院帰りの夜道。
どうにも心細くて、下ばかり見て歩いてた。
いつもなら、左に必ず家族がいるけど、
そのいつも隣にいた人が、倒れたからだ。

普段なら、みんなと一緒にいる夜道は、
みんなと一緒だからか、怖くなんかなかった。

でも今日はいない、一人で帰るしかない…。
ただ帰るだけ…空だってこんなにも
綺麗な星明かりなのに、妙に怖い。
多分これもきっと、1人だからだ。

みんながいないだけで、夜道を帰るのが
こんなにも怖いものなんだなと、実感した。
それと、同時に、
前を見るのも後ろを見るのも怖くてしょうがない、
下を向いて歩くしか出来なくて、
重要な時だけ顔を上げる…そんな歩き方をしてた。

そんな時、帰り道で人とぶつかった
いつもなら、簡単にすいませんって謝れるのに、
謝ろうと思っても、声も出なかった…
その瞬間思った、
普段当たり前のようにそばに居る人が、
居なくなるかもしれない…
そんな状況に陥った瞬間、
今の現状が、自分が分かってないだけで、
自分の中でどれほど大切で、
どれだけかけがえのないものなのか。

そんな窮地に陥るとやっと気付く事、
それが自分が1番失いたく無いもの、
失うのが怖いものだと私は思う。

4/19/2025, 11:17:02 AM

【影絵】

影絵ってものは、自分でやるのは得意じゃない。
出来て、簡単なキツネとかくらいしか、
やり方を覚えてないからだ。

だから、影絵が上手い人は憧れる
だってそもそも、指が柔軟だなと思うし、
手先も器用だから。

だから私は今後も、影絵は見る専でいいや…笑

4/18/2025, 11:42:25 AM

【物語の始まり】

何か小説を書くとすれば、
私なら物語の始まりはこう。

これは、私が学生の頃に、本当にあった怖い話…
普段から、毎日のように夢を見る私。
その日はいつも見る様な、
転々と場面が切り替わる夢ではなく、
ただ一つの場所を目指して、
住宅街の夜道を歩いてバスに乗る、
そこに不気味な女の人がいる、そんな少し怖い夢。

これだけだったら、まだいつもの事なのだが、
私はこの夢を何年もの間、
全く同じ内容のこの夢を、何度も見る様になった。

次第に私は、夢に出てきたバス。
その終点の地名がやたら気になり、
起きたあと、現実で調べる程になった。

けれど、その地名は幾ら探しても見つからない。
なのに、バス停のある住宅街には既視感がある。
実際、現実に似たような住宅街はあっても、
そこにバス停はひとつも無い。

今ではもう地名を覚えてなくて
余りその夢自体も見なくなったけれど、
もしあのまま血眼になって、
検索をし続けていたら…
自分が現実で、普通に乗ったバスが
その異界行きのバスだったりして…なんてね。

これが、私が実際に体験した夢にまつわる怖い話。

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