11/2/2025, 2:53:15 PM
ぷすっとピンを打つ。
剥がれたモノを丁寧にケースの中に入れて、ぷすっ。
これは私の心の剥離。
薄皮や剥けた殻は私だった証。
それらを無くさないように、この大事な標本の中に保存する。
/11/2『秘密の標本』
11/1/2025, 1:50:05 PM
「冷たっ!?」
思わず声が出るほどの衝撃だった。
足に氷が貼り付いたのかと思った。
突如覚醒させられた頭でぼんやりと意識を足にやってみれば、なんてことはない、彼女の足だった。
「なんだ……」
氷ではなかったことに安堵の呟きが漏れる。
ちらりと枕元にあるデジタル時計を見れば、なるほど、外気温はかなり冷え込んでいた。
(道理で……)
彼女は、冬が近づくとこうして自分の冷えた体を人の体温を使って温めに来るのだ。
(もうこんな時期なのだな)
そしてその度に、幾度目かの季節を数えられることを、幸せに思うのだ。
/11/1『凍える朝』
10/31/2025, 3:34:18 PM
光と影。
太陽と月。
はたまた僕と君を表すもの。
君が輝けば、僕は君の影となって君を支えてあげられる。
影が濃ければ濃いほど、君は強さを発揮できる。
だからどんどん輝いてほしい。
僕は君の影に隠れれば隠れるほど、真価を発揮するのだから。
/10/31『光と影』
10/30/2025, 10:17:28 AM
そして、死ねなかった僕たちは
残念ながらまだ生きることになった。
希望は見いだせないけれど、
人生を諦めることを諦めた。
/10/31『そして、』
10/30/2025, 9:42:21 AM
おはようと言うこと。
名前を呼ぶこと。
ごはんを一緒に食べること。
小さな愛はそこかしこに。
/10/30『tiny love』