豆豆腐

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12/19/2024, 10:34:54 AM

寂しい…
あの事件が、あってから。

私は天涯孤独だ。
一人の男によってそうなってしまった。

あの日、私は帰宅を急いでいた。
親戚一同揃う特別な日。
家族大好きな私は浮足立っていた。

家のドアを開けると
生臭い匂いが鼻腔を攣り抜ける

急いで部屋に急ぐ。
其処には忘れたくても忘れられない悍ましい
記憶。

部屋の中は死体で溢れかえり、
ソファー。カーテン、床にも血が跳ね返り
床には血で水溜りが出来た。

其処からの記憶は曖昧だった。
ニュースには"一族殺害事件"と題され
幸い犯人はすぐ逮捕された。
だが、家族が戻る事はない。
孤独感が私を襲った。

あれから施設に引き取られ、5年がたった。
周りも事件を知っているので、
気まずいのだろう、声を掛けてくれる人もいなかった。

周りを見れば幸せそうな家族が溢れ、
カップルも多く見かける。
私もあんなことがなければそうなっていたのだろうか?

でもあの記憶を消すことは出来ない。
周りに人がいない私は孤独だ。

「寂しい…私も連れて行って」

家族のお墓の前でそう願うのだった。

12/16/2024, 10:39:05 AM

「ったく…こんな時に…風邪なんか…」

明日には大事なコンクールが有る。
この日のために一年間、死に物狂いで
準備して来た。
このコンクールで優勝すると
欧州での留学に、特待生として行ける事になっている。
小さい頃から思い描いていた夢を叶えるためには
必ず通らなければならない道だ。

だからこそ、この風邪はとても
考えられない失態であった。

案の定、対策はしたが
結果は10位と云う散々な結果となってしまった。

惜しい順位で有れば涙は出たのかもしれない。
ただ今回は完璧に自分が悪い。
自分の体調管理不足は否めない。

来年も有るがそろそろ自分も現実を見なといけない
年齢になってしまった。
今回で最後かなと思っていると
家族から"来年も頑張れ"とメッセージが届いた。
応援してくれている家族のためにも諦めることはできなかった。否、出来るわけがなかったのだ。

来年は風邪如きに自分の、家族の夢を
邪魔させない。
と心に誓った。

12/13/2024, 4:06:05 PM

周りを見れば愛を注がれている人を
多く見かける。

確かに親親戚には私も
愛を注がれているが
26年生きてきて友達職場から
愛というものに恵まれてもなかった。

よく愛を欲しがるのは
家族から愛されなかった人と言われているが、
身内以外での愛を欲しがる人も多数いるであろう。

其の解消方法が分からないだけである。

悪い道(闇系ではないが)進んだこともあった。
一瞬の愛はもらえたりもするが、
物足りない、そういうものは
一時的でしかない。

世の中ルッキズム?というもので
愛を多くもらえるのは容姿端麗な人だ。
この世も世だとは思うが。

私は誰かから愛を注がれる日は来るのだろうか。
まずこの皮肉れた思考を捨てなければならないのだろうが、26年で蓄積された性分は治るのだろうか。

文を書くということで鬱憤は晴らしてはいるが、
さてこれも私のかく物が好まれるのか?
同じ思考はいるのだろうか?
この世に希望を持ってもいいのだろうか。

誰か私に愛をそそいでください…。

12/11/2024, 3:30:51 PM

テーマ:何でもないふり

君に恋人ができたようだ。
13年と云う長い片思いだった。
幼稚園からずっと一緒だった。

僕がもっと大人で男らしかったら
君は僕を選んでくれたのだろううか?

生憎僕はどちらかというと
中性的で病気がちで君の好みの正反対だったね。

恋人ができたと楽しそうに
僕に話してくれるけど
僕が何にも思ってないとでも思っているのだろうか。

今更考えても仕方ない。
…と諦められたらどれだけよかったか。

何でもないふりなんてできるか。
君と其奴が別れるまで待ってやろうじゃないか。
君のことを一番わかっているのは僕なのだから。
だから今は"何でもないふり"をしていてあげる。

12/10/2024, 1:21:11 PM

"仲間"とは
ぼくの中で儚いものだと思っている。
一旦"仲間"と呼んでも
其の属するコミュニティーから
離れて仕舞えば"仲間"ではなくなる

相手の興味が無くなれば"仲間"ですらなく
"赤の他人"だ。

自分から“仲間"を探しに行くのにも
エネルギーを消費し、
"仲間"から外れれば多少なりの
ダメージをも喰らってしまう。

なのに、人は何故"仲間"を探してしまうのだろう。
"仲間"という言葉で安心するのであろう。
しかし、其れは"縛る"物でもあるのだろう。


後者の考えを持ってしまった、ぼくは
もう"仲間"には、"仲間"をつくる事にも
戻ることはできないのだろう。
其れは"孤独"の始まりでもあるのだけれど…

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