一筋の光が差した。
絶え間なく、
優しい温もりをした光が。
怖がって、なかなか手は伸ばせず、
伸ばしたとて、からぶるだけ。
なら諦めた方が早いし、効率的ではないのだろうか?
光の元に進んでもいいけれど
その先がどうなのかはわからない。
どれだけ遠いのかすらわからない。
そんな、足踏みの状態。
飽きられてしまうだろう。
呆れてしまわれるだろう。
しかし、これこそが自身の中に隠した
臆病な自分。
誰も空いてくれないだろう。
見向きもされない。
だからそっと暗闇に隠し続けている
哀愁そそる
黄昏の空
見上げては
今もまた星を散らす
こころに突き刺さる
オレンジの糸たち
鏡の中の自分
鏡に映る自分お顔を見る
それは自分の心自体を映している様だった。
真実を映すかの様なものだった。
それをみた途端に涙が頬を伝った。
悲しくもないのに、なぜだろう?
今も考える…
眠りにつく前に
君のことを考えてみた。
夜の茅がおり、何もかもが静寂に包まれる。
思考が微睡みを得て、
何もかもの境界線が曖昧になる。
眠りにつく頃、
ふと考えてみた。
また明日が言えることが
こんなにも嬉しいことはないのだと。
今日、明日と向き合えなくなる。
いなくなってしまう恐怖と、
また会える幸せの境界で瞳を閉じる。
いつまでも、この幸せが続く様に…
そこに閉じ込めるかの様に…
永遠に
忘れられない想いがある
心を締め付け、時たまにシクシクとなく
そんな想いが…
自分自身を苦しめるこれは
きっと消えないのだろう。
ありがとうも、さようならも、
何もできないまま、自然と消えていったものは
なんの区切りもないまま、
心の中に今もなお住んでいる。
いつも唐突に心を苛んで、苦しめて、
涙をこぼさせる。
悲しい、苦しい、辛い
そんな感情を形にして表に出てくる。
悲しいだけじゃない。苦しいだけじゃない。
ましてや、辛いだけじゃない。
ただ、愛おしいものであればあるほど、
胸を締め付ける…
そう、永遠に、胸の中に住み続けていく。
そう、思える