深い森の中
もう深い森の中で歩く
溢れ日が照らす薄暗い道を
振り向かないように、進む
坂を登り丘へ
星が降る夜は来ない
雨は降らない
ただただ薄暗いままの道
ある時切り株見えて、日が当たる空間が森の途中で
小さな木が一人きりで、赤い実をつけて立っていた
それはひどく惹かれていく
側で立ち止まってしまうように
何もなくても、ここで終わっても、
それでもいいと思うほどに
すると夜が来て、雨が振り始めた。
嵐の夜もただ立ち止まって、木の下で
雨が上がると、どうして立ち止まっているのだと、
わからないとかき消して、もう戻れないでしょう
だって、ここにいれば、見えなかった星も月も花も風も感じるの
すべてが美しく私に日が差すの
それだけで幸せと気づいてしまった。
大切なモノは閉まっておきたい
欲張りな私は君の近くにいたいなんて思った。
物理的な問題じゃなくて、すべてをこの手に。
貴方の声も心も髪も言葉もすべて。
僕のだけに、しまっておきたい。
愛でも友情でもない、なんの言葉も合わないけど、この感情に一番近い言葉は、愛憎なのかな。
嫉妬なのかな。
雪に白く溶けた。窓から眺めて妄想ついた。
白い雪に貴方が一人、赤く咲いている。
雪が積もる前なら誰にも取られないでしょう?
私ほどに美しく複雑な感情はないでしょう?僕らが同じならば、それが唯一の僕を止める方法だ。
それがないなら、君が反対するならば、僕はそうだな、君に絶望するだろう、貴方にも絶望するほどに愛せないだろう。
コーピしたと思っていた大切な宝物が消えた。
絶望的に悲しい。
貴方と私の思い出なのに。
最低すぎる。
なんで、?本当に悲しい、絶望的すぎる。
本当に私の宝なのに
え、もう辛い。
けど、きっと、こうなるってことは、君がもういいよって言ってくれている気がした。
そう思うとやっとホッとする空気が肺に戻る。
あの愛おしい思い出も、美しく書き換えた文章も、
すべてしまっておこうかな。
消えてしまっても消えてしまっても、良いかもしれない。
それから、貴方を見つけるたびに走り出してしまう感情が、いつか貴方にとって愛になったらいいな。
私は、やっぱり、貴方は貴方だし、君は君。
愛も友情も、どちらだって持っている。
大切に、大切にこれからも。
そう思うためだったなら、偶然も奇跡と呼びたいね。
また、会いましょうね。