NoName

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8/7/2025, 3:41:57 PM


心の羅針盤がぐるぐる回る。
だけど、針がピタリと止まる位置はいつも同じ。

毎度、あの人がいる場所を指してしまう。

どれだけ優しい彼と付き合っても、どれだけタイプな彼と付き合っても、針が示す位置は変わらない。

あの人の羅針盤は、もう私を指していないのに。

早く狂ってしまえ。
こんな羅針盤。

ああ、誰か。

磁石のように私を引きつけて、
早くこの羅針盤を狂わせて。

8/6/2025, 5:42:20 PM


書きたいと思う日もあれば、書きたくないと思う日もある。

書きたいと思える日が来るまで、またね。

3/20/2025, 1:12:51 PM



歩く。あなたと手を繋いで。

いつ、この手を離してしまったのだろう。

あの頃は、ただ夢中だった。
自分のことで精一杯で、あなたの痛みに気付けなかった。

気付いた時には、もう遅くて。
伸ばした手は空を切り、呼ぶ声は届かなかった。

でも今、こうして隣にいる。
温もりが、確かにここにある。

大切なものは、いつだってすぐそばにあったのに。
気付けなかったのは、自分の方だった。

もう二度と、この手を離さない。
何があっても、離しはしない。


11/8/2024, 4:16:15 AM

あなたと私。


あなたがいるから、私が存在する。

あなたは私がいなくても関係ないかもしれないけれど、私にはあなたが必要なの。

あなたは私のすべて。

あなたの笑顔は、私の暗闇を照らす光。

あなたの声は、私の耳に響くメロディ。

あなたと過ごす時間は、この世で一番の宝物。

あなたがいるから、私は生きていける。

あなたがいてくれないなら、私なんていらない。


11/2/2024, 12:47:02 PM


眠りにつく前に、どうしても確認してしまう。
あなたからのメッセージが届いていないか、スマホの画面をそっとなぞる。
ついさっきも見たばかり。届いていないことなどわかりきっているのに。
それでも、指が勝手に画面をタップしてしまう。

今頃あなたは私のことなど忘れ、彼女の細い肩を抱いて眠っているだろう。
それでもいい。それでもいいから。
二番目でいいから、そばにいたい。なんて……

「……バカ、だよね」

自分でもわかっている。
都合のいい女だって。
あなたは彼女を愛しているし、別れるつもりもないだろう。
それでも、『好きだよ』と囁く声音が優しくて、抱き寄せる腕が温かくて、私は離れられない。

部屋の明かりを消し、スマホを握りしめたままベッドに潜り込む。夜中でも、彼の連絡にいつでも答えられるように。

『愛してる』と打ちたい指先をぎゅっと握り、目を閉じる。

どうか、明日はあなたから連絡が来ますように。


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