元気かな…
春になって…、別れをした
そして、また新たな出会いをした
けれど、一度繋がった縁はそう簡単には切れない
いや、すぐに切れたら、それはなんと悲しいことだろう
いつまでも、あの過ごした1年は変わらない
元気かな…、
この縁が続いているかぎりは、きっといつか会えるよね
桜が咲く季節
それはきっと、わたしが誰かを救った季節
ひまわりが咲く季節
それはきっと、わたしが恋をした季節
コスモスが咲く季節
それはきっと、わたしが恋を諦めた季節
椿が咲く季節
それはきっと、わたしが恋を諦められなかった季節
…金木犀が咲く季節
それはきっと、わたしが死んでしまう季節…
『またね!』
まって…!
いかないで…、
※ ※ ※
そこで目が覚めた
『またね!』
そう言ったのは、幼少期のわたしだ
あの頃は、今みたいな感じだったろうか、、
いや、違う…、こんなんじゃ、なかった…
昔は、
"普通"に二人とも笑い合ったり、"普通"に喧嘩したり
そんな夫婦だったはず…、
でも、もしかしたらあの頃から、もう、
歪み初めてたのかもしれない
今、お母さんはありえないほどお父さんを嫌悪している
お父さんを見るたび、静かに眉間にシワをよせる
触れることすら、喋ることすら拒んでいる
そして、お父さんの愚痴を、わたしたちにたくさん流す
正直、お父さんの方が悪いことの方が多いし、お母さんはたくさん我慢してきたんだと思う
それでも子供ながらに、両親には仲良くいてほしかった
せめて、まともに話すぐらいには…、
今は…、二人が話すと、ほとんど会話にならない
すぐに言い合いになって…、いや、言い合いと言うよりは、お互いを貶し合う…みたいな、
子供からすると、もちろん、とても見ていて、気持ちいとはいえない
せめて、普通の言い合いをしてほしいと、思う
最初は、それでいいと思ってた
これが、わたしたちなんだって…
でも、正直、もうつらい…、
夜、お父さんとお母さんを見るたびに、
わたしはつらい、泣きたくなる
今だって…、、、
『またね!』
まって…、いかないで…、、、
あの頃に戻りたい…、
これが家族にバレたらやばいなぁ…、、、
でも、たまには私情を書いてみたい…
七色に輝く世界…
ふっ…、
そんなものが存在するなら拝んでみたいな
こんな暗闇しかない世界に、光があると思う?
希望があると思う?
バカげてる、、
理想しか見れてない…、
現実を見てない
だけれど、少しだけわかることもある
どれだけ暗くても、、、
どれだけ、苦しくても、、、
人間は、少しの希望を求めてしまうから
七色に輝く世界…、
実現しないとはわかっていても、それを願ってしまう
"もう一度…、君に会えたら、"
それをどれほど願ってきただろう
あの日、僕の前から突然と消えた君
理由もわからなくて、ただただ後悔した
風のうわさで聞いたことは
『学校でいじめられて、自殺未遂をした』ということ
信じられなかった、信じたくなかった
学校が違うとはいえ、それほど苦しんでいた彼女に
僕は気づけなかった
どれほど自分を殺しそうになったか
※ ※ ※
もし…、いま、僕の見ている景色が現実ならば…、
きっと、僕の人生の幸運を
すべてかき集めても足りないほど、僕は幸せだ
なんの涙かもわからないものが目から溢れてくる
声をかける、、、
少し大人びた君は、相変わらず僕の鼓動を速くする
『もう一度、会えた君へ
もう二度…、その手を離さないよ』