冬は、一緒に過ごしていると
いつもよりも安心してしまう
どうしてだろう?
寒い中では、あなたの体温をすごく感じる
ああ、わたしはちゃんと生きてて、あなたと隣にいる
そう感じることができる
冬はいつもより寂しくなりやすい
だから、毎日一緒にいてほしいな
きみと、とりとめもない話をしながら帰ったあの日に
きみはなにを考えていたんだろう
死ぬことが怖くはなかったのだろうか
死を目前にしていたのに、どうして僕のつまらない話を笑顔で聞いてくれていたんだろう
2人でとりとめもない話をしながら帰ったあの日、
きみはいつもより少しだけ明るかったのは、
無理をしていたからなのか
それとも、最期に楽しく過ごしたかっただけなのか
その答えをきみに聞くことは、もうできないけれど、
僕の声は、きみに届いてほしい
「きみととりとめもない話をしながら帰ったあの日は
僕にとっても、楽しくて大切な思い出だよ…」
風邪
きみの病気がただの風邪だったなら
僕は、僕の命が失われるとしても喜んで差し出すのに
病室のベットに横たわるきみを、
僕はただ見つめることしかできないのが悔しい
最初は、ただの風邪かな?少し横になれば治るよ!
って、元気いっぱいで…、笑顔だったのに
僕が、無理やりにでも病院に連れて行っていれば…
そんな、しても遅い後悔を繰り返す日々
また、きみが目を覚ましてくれることはある、?
ずっと、ずっと、待ってるから
きみはいつも雪を待っていた
きみは、雪が大好きな女の子だった
雪が降る度に、満面の笑みを浮かべる
その姿を見るのが、僕は好きだった
でも、今年は雪が降っても
その姿を見ることはできない
雪が降り積もる中で、僕は空を見上げた
どうしてだろう…?
涙が込み上げてくる…
僕にはわかる、
他の人にはわからないかもしれないけれど、
僕にはわかる
この雪は、君だ
なにを言っているの?って言われるかもしれない
もちろん、根拠なんてない
だけど、不思議と僕にはわかる
少なくとも、この雪は君が降らせている
これからも毎年、君が雪を降らせてくれる、?
なら、僕はずっとこの季節を待ち続ける
ずっと、雪を待つ
イルミネーション
これまで、たくさんのイルミネーションを
あなたと見てきた
わたしたちが、付き合って数週間の時かな、?
わたしがイルミネーションが好きって、言って…、
それから、わたしをたくさんのイベントに連れて行っては、たくさんのイルミネーションを見せてくれた
イルミネーションは、美しく光っていて
まるで星空を間近で見ているようで…
すごく感動した
でも、それよりも、あなたがわたしのために、
行動してくれることが嬉しかった
あなたがいなくなってからも、わたしはひとりで
あなたと一緒に行ったイルミネーションを訪れていた
それは、あなたと来たときと同じように光輝いていて
とても綺麗だったよ、
でも…、どうして、涙が出てくるの?
前来た時のような心を埋めるような幸福感、満足感は
まったくなかった
理由なんてすぐにわかる
あなたがいたから…、
あなたがいたから、きっとわたしの目に映るイルミネーションは何倍にも綺麗に光り輝いていたんだ
涙で視界が歪んで…、イルミネーションがまったく
見えないなぁ