ねえ、おかしいよこんな関係。
もうやめよう?
このままで居続けるのは嫌だよ。
だって僕、君に言ったよね?
離れないでって、
捨てないでって
そしたらさ「分かったよ。大丈夫だよ。」って
言ってくれたじゃん。
ね?
だから期待しちゃったじゃん。
僕知っちゃったよ。
君は優しすぎるって、
イエスマンなんだって。
あの時の返事も優しい君だから言ってくれたんでしょ?
「俺でいいなら、どうぞ。」って
…それじゃあ一方通行じゃないか。
一方通行の恋なんてダメだろ。
双方が愛し合って恋になると僕は思っている。
一方の愛は溜まって行くだけだから。
こんな関係は終わりにしようよ。
勝手に初めて勝手に終わらせてごめん。
「…僕以外の人と幸せになってね。」
お題「終わりにしよう」
私の近くには2次元から出てきたような可愛い子がいる。
小さい頃は特に何も思わなかった。
いつも一緒だったから気にならなかった。
でも、中学や高校は違う。
初対面の人達と関わるようになってあの子が変わった。
いろんな人と話し、友達を作っていたあの子はいない。
しっかり自分に合う人を見つけて関わっている。
幸い私はその中にいる。
でも、そんな可愛いあの子が言い寄られない訳がない。
態々、私のとこに来て
「あの子に話通してくれない?」
「あの子と友達になりたいの!」
「〇〇ちゃん!いいよね?」って…
私はあの子のおまけじゃない。
でも、特に頼れる人もいないから少しでも味方が欲しくて話を通そうとはする。
…あの子が可愛いのはわかってる。
私もあの子のそう言うところが好きだから。
でも、私はあの子のおまけじゃない。
話は出来るだけ通す。でもお前らの言うことを聞いてあの子に近づく為の道具でもない。ただ一人の「私」という存在なんだ。これが私の日常になってしまったことは一生の不覚だよ。この6年間私を道具として見てきた人間はきっとこれからも私を道具としてみることがあるだろう。…仕方ないと思うしかない。
これが私の日常だから
お題「私の当たり前」
今までは自分の家が輝いて見えた。
ドアを開けると母親の「おかえり」と言う声。
部屋に入ると愛犬が飛びついてくる。
父親の「お風呂に入りな」と言う声。
妹の「姉ちゃん!帰ったなら呼んでよ!」と言う声。
仕事の疲れを癒してくれる唯一の存在たち。
今はもう、何も無い。
ドアを開けても声をかけても帰ってくるのは静寂だけ。
部屋に入っても愛犬はいない。
ご飯を並べる母親の姿。
お風呂を知らせる父親の声。
楽しそうに話しかける妹。
もう、誰も、なにも無い。
一室に押し込められた仏壇。
手を合わせるけど自分の心が満たされることはなくて、
残ったのは肥大化する孤独感、閉塞感、虚無感。
輝いてるのは街の明かりだけになった。
お題「街の明かり」
僕に友達の思い出はない。
話しかけたことがない。
話しかけられたこともない。
遠巻きに誰かが噂を立て、また誰かがそれに乗る。
ー僕には友達の思い出がない。
お題「友達の思い出」
「あの星に行ってみたい!」
そう話した幼少期
星空はいつも僕を照らしてくれた
僕のスポットライト
最近はあまり空を見上げることがなくなった
いつも下を向いている
久しぶりに見上げた星空は
ー他の光に負けて、くすんで見えた
お題「星空」