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6/24/2024, 3:09:02 PM

1年後。

1年後は分からないと、よく言う。でも、1年後を理解している自分が、一番強いってのも良く分かっている。
私は年の始まりという日に、毎回と目標を立てる。その一年後に達成することを願うだけ願い、珍しくも神社に行き、おみくじなんかを買う。開けた蓋の、あの空っぽな音を聴くことが習慣になるくらいには、繰り返す行事だ。
僕はあなたと、笑っている。合言葉を投げると、きっと花束のように包まれて返ってくると、そんな妄想を現実に起こすくらいには、幸せな日々だ。だから、1年後のこの時分に、過去の己を嘲笑い、見下すのが一番の快楽というのは、とても不思議だった。
みんな、腹には重りを抱えて、必死に撫でたり、慰めたり、投げてみたりしている。そんな事を繰り返したところで、1年という時間が浪費された事実は変わりようがないことにも、気づかない。
1年後の日、立てた誓いやら、決意やら、目標やら、言霊やらが、一つでも形を成しているのなら、それは私の負けと言えよう。
それならもう、勝つしかないだろう。

6/23/2024, 2:35:54 PM

子供の頃は。

自分は周りより優れてると思っていた。周りより周りが見えてるし、誰より自分を分かってると思っていた。
僕はこの身体に産まれて、この人格に生まれて、あの両親に育てられて、恵まれてるって信じていた。きっとそれは正しいし、間違いでは無い。けれど、その事で苦悩することはとても多い。
私は今の時代に育ち、他よりちょっと聞き分けが良く、世情にも興味を持ち、笑顔で笑える良い人間だと思っていた。そのことに疑問を持つのはまだ先だと、勘違いしていた。
子供の頃は楽しかったと思うことは多い。逆に、あの頃の後悔は一生忘れることが出来ないのだと思う。
あの頃は良かったと思うその日に、また立ち会うことが無いように。今はまだ、まだ子供だ。

6/16/2024, 6:00:17 AM

好きな本。

世界を彩るのは、多彩な人と物とその他だ。狂おしいほど自分本位な人生が、一番読み応えのある日記となる。
私は日々の隙間で本を読む。ミステリーでもファンタジーでも、恋愛でもホラーでも。面白そうだと感じたものに手を伸ばし、味見し、飲み込む。
僕は限られた祝日を使って本を書く。社会問題でも、人間の性でも、動物モノでも、何か伝えたい理由を持って文字におこす。
結局、何を好きになって、好まない事を隠すのかは、その時と自分による。全ての人が嫌いでも、自分だけが愛せるなら、それは名作で愚作だ。
こんな短い文章さえ、受ける感覚も違うし、感じ取る内容も違う。その隙間を魅せるように、文を綴るのが好きなのも、私ということだ。
好きな本を探そう。
もしくは、好きな本で進もう。

4/24/2024, 3:43:51 PM

ルール。

問答無用なんて言葉がある。そこに適用されて、優先されるべきはルールだから。だから、みんな守ってるって、狡猾な理由付けにはピッタリだ。
私はルールに忠実に生きてきた。ただ、それは決して、完璧に遵守した訳でも、君の手にガイドを載せ、引っ張った訳でもない。ルールの適用される時間に、波風を立てず、心と身体を繋いだ関節を、外していただけ。
生活の一部に文句を付けたって、僕の代わり映えのしないこの1時間が、突然、七色を持った孔雀みたいに輝く訳では無い。動画を見ていれば勝手に過ぎ去る1秒、10秒、1分。特段、守るべきテーマや、ルールや、マナーなんて無い。
こんなもんだって理解してしまえば、窮屈に感じていたルールもただの形式にしか見えなくなる。その内、手の届きそうな痒みや、痛み、軋みを感じ、変革するあなたが現れる。
ただ、待っているだけで良い。からかいも接待も必要ない。
その時にまた、適応すれば安全だから。

なぁ、隷従はラクか?

4/23/2024, 3:10:13 PM

今日の心模様。

この世で模様と数えられるのは、どのくらい完成したものなのだろう。飛び抜けて綺麗ではないが、特徴的で美しい。残酷的な程、魅力的な物。
僕の思いの中には、いつも一つ変わらずに居るモノがある。それは、空虚だったり、空っぽだったり、閑古鳥だったり。ある様でない様な感情。
君にはいつも明るさを感じる。その雰囲気と話し方、聴き方に、頷く仕草。周りに集まる僕たちが、どこか羽虫の様に集りたくなる蜜を撒く。
でもそんな、こんな、あんな人間でも、くるくる目まぐるしく、髪を引き急き立てられる様な、うごめき立つ心を持っている。不思議な感情。変わり行き、過ぎ去り、押し寄せては、畳み込む。
ひとつ一つ、半目ずつでも、型取られたその感情が、一筆書きの様な模様となる。
今日紡ぐのはどんなカタチなんだろうか。模様に足る傑作なのだろうか。
言葉ほどの規則性で、請い、並ぶことの出来ないこの感情を、どうか許してやって欲しい。

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