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2/24/2024, 12:34:12 PM

小さな命。

どんな命も、きゅっとすると潰れてしまうほど脆いモノ。どんなに虚勢を張っても、それが命。
あなたは今日の寒さに耐えられなくて、私に温もりを求めるかもしれない。それは、暖房より、コタツより、ドライヤーの熱より、温かいお茶より身近な温もりだろう。でも、なかなかに手に入れにくい一品で、あなたの手では届かないかもしれない。
僕は季節の移ろいを憎んでしまう。この刺すような寒さが無ければ、君の元へかけ寄れないから。もっと近づいて、くっついて、その側でその胸の奥に包まれたいから。だから、とても邪魔なのだ。この変わりゆく季節も気温も。
命も、この気持ちと同様なんだろう。
たった少しと一つと一人と一瞬で変わってしまうから。壊れてしまうから。
小さいとか、醜いとか、汚いとか、恐いとか、そんな事は知らない。
一つ一つ丁寧に、無理に数えようとしなくとも、私にとって大事ならば、そんなモノは関係ない。

2/10/2024, 5:30:27 PM

誰もがみんな。

今日死ぬなんて、考えてなかった。
明日ここから消えてしまうなんて、思いも至らなかった。
そんなふうに後悔して、悔やみながらこの世を去るのは、私の性にあわない。それに、どうせいつか旅立つと知っているのなら、毎日その覚悟を持って生きる事を楽しむのが一番なのだろう。
だとしても、そんな気概を常に持って、足で地面を蹴ったり吊り下がった紐を手繰り寄せたりしながら、懸命に生きるなんてとてもじゃないが出来ない。一週間に2回は休みが欲しいし、毎日8時間は好きに寝ていたい。身体を動かして遊ぶ時間や、漫画を読んで笑って、友達と家族と語らう時間だって欲しい。
僕たちは、誰もがみんな欲張りで、誰もがみんな呆けている。生きてるって実感を、まじまじと感じる出来事はそうそう無いし、君と過ごす時間に余計な思考は消しておきたいから。安寧は続くモノだと疑わない。
だから、「幸せ」と一瞬たりとも疑わなかった時間を、少しでも長く覚えておこう。
そうすれば、誰もがみんな自分のお墓で笑えるはずだから。

1/25/2024, 2:51:16 PM

安心と不安。

今の時代、安心も不安も簡単に示せたものでは無い。みんな少しづつ心の溝に隠しているものだ。
安心は怖い。それがいつ僕の手元から無くなり、また面白半分で壊されるものか分からないから。
不安は恐い。私の弱い所を見つける度に責め立て、情緒も体調も悪化させる。
こんな恐ろしいものをいつも手にして、頑張って前を向こうと努力しているのかと思うと、絶望してしまった方が楽なのかとも思う。それくらいに、辛いのだ。人生なんて。
でも、自分の中の少しだけ明るいモノは皆、抵抗の先頭に1つ持っている。それは、お買い物かもしれないし、寝る事だったりゲームだったり、ご飯を食べたり、本を読んだり、バスケしたり鬼ごっこしたり遊んだりする事かもしれない。そして、家族でも、友達でも、自分の命でもなくて、ペットだったりするかも知れない。
それがどんなモノは分からないが、生きてるからには何かしらこだわりという感情が捨てられないものである。
その感情を、安心も不安も包隠せるほど育てられれば、やっと幸せを感じられる。
それが毎日一杯いっぱいでも、生きていられる訳だと、自分で考えたい。

11/27/2023, 3:41:31 PM

愛情。

愛情って難しい。さも当然のように求める人と与える人が居るから、そうでない人は困りものだ。
私は、愛する時に善悪も求める。だって、必要な時に必要な言葉やアプローチが無いなんてのは、悪でしかないから。
君は、愛する事が正義だと疑わない。愛が途切れてしまう瞬間は、ただの悪者でしかない。
でも、こんな軽く始まった口喧嘩の様なイザコザは、ある媒体を通す度に大きくなる。僕の心の不安も、焦りも、怒りも、温和な心も、態度も、声も、どんどん当然のことの様に肥大化させる。
愛って難しいって、あなたは言う。人生を掛けて挑む出来事だとしても、たった一つの運命でしかないのだけど。そのたった一つの為に、こんなに熱を持って行動できるのか。
すごいと素直に思えないのか。
私は、君に愛情を向けるということは、君にとっての悪い所が私にとっての心地の悪い部分になるくらいに、深くで共感していくことだと思う。
貴方のカタチをまるまる愛す。
そんな僕に、恋して欲しい。

11/14/2023, 3:15:17 PM

秋風。

最近は、秋もずーっと暑いし、寒い。つまり、変化が厳しい季節に吹く風なんてものも、きっと辛さがある。
私はこの時期関係なく、冷たい風が吹き始めた頃に感じる想いがある。それは、あなたへの恋心だ。僕と同じように、風の寒さで背筋がシャンとする様な、心臓をグッとする様な、吐く息にすがる様な思いを感じる人は、少なくないはずだ。
だから、この季節を好む人も多いのだと思う。
だけど、ここ数年で季節が移ろうという感覚がおかしくなっている。気温も、自然の装いも、会話の内容も、イベントも、服装も、何もかもが、さも自分は関係ないですと言わんばかりに佇み、吹き抜ける嵐のように、他方へと荒れてしまっている。
その分、心の気持ちの思いの感情がまとまらず、背中を押すモノも何も無い。
秋風よ。
早く背筋を伸ばして、足を踏み出させておくれ。
待っているから。

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