「ところで」
「ところで?」
「次の台風が来る」
「ん?んん?」
「台風がが過ぎ去るというお題だったのでコブラの夜が明ける構文を使ってしまった」
「あーお題のなんか。そして聞いたことがあるね、合いの手が入るやつでしょ」
「そうそう。ネットにいるとよく見るかもね」
「どうなる?知らんのか?はよく見るよー」
「それはさておき、お題からおそらく、爪痕とか何かを奪ったりとか、台風一過で暑くなったりもあるんだろうけどね」
「なるほど」
お題『台風が過ぎ去って』
「ところで」
「 」
「開いているのでわかりにくいが、どういった意図だろうか」
「 」
「『ひとり』、『一人』、『独り』、他にもあるけど、よく使われるのはこれくらいかな」
「 」
「しかし合いの手がないというのも分かりにくいものだ。どこで切ってよいのかも分かりにくい
なにか落語のような感じがある。あれはあれで一人で合いの手をいれるのだが」
「ただいまー」
「おかえり」
「ちゃんと新作アイス買えたよー」
お題『ひとりきり』
「ところで」
「ところで?」
「日本語だと赤緑青だけど、その順番で言うことはあまりなくて発話する時は赤青緑になる。もともと緑は青に含まれていたというか緑は青と呼んでいたからか」
「んー?お題のRed、Green、Blueの話?」
「そう。略すとRGBなのでよく聞くかもしれない。順番が変わるのは白黒もそうだねBlack and Whiteになる」
「あまり聞かないけど白黒って意味だよね」
「赤と青は同じ順番かな。Red and Blue
色相とかカラーパレットの話となると違う感じがするけどね」
「なんか文化の違いを感じる」
「そうだね。右手左手の扱いも違うとかね」
「違うところ多い」
「違いの多さが文化の距離とも言えるね」
「なるほどー」
お題『Red, Green, Blue』
「ところで」
「ところで?」
「これは概念だから人によって連想されるものが違うし、その時によってもかわる」
「うん?あ、いつものメタな感じのやつで、今回のお題か」
「そう、とても説明的だね。それで、フィルターといえばカメラだったり、浄水器だったり、未成年には見せちゃダメだったり」
「あー。プライバシーフィルターとかもあるね」
「いろんなフィルターがあるね。そして偏見というバイアスのフィルターもね」
「なるほど」
「二十代筋肉質のエリート社員というと?」
「あ、男性だけじゃなく女性もあり得るのか!」
「そういったのがバイアスによるフィルターだね。属性に自衛隊員なんかをつけると更にだね」
「男性って思っちゃうもんね。筋トレが趣味とか聞くと」
「逆に編み物とかしてる男性も結構いるけど、趣味が編み物って聞くと女性を思い浮かべる人が多い」
「おー。なるほど。曇ってるのは眼鏡じゃなくて心の方かー」
「認知の問題は難しいんだよ。それから外れると社会としての受け入れにくさもあるからね」
「なるほどねー」
お題『フィルター』
「ところで」
「ところで?」
「こういった、生得性、環境性、訓練性と複数の要素が絡むものは面倒だね」
「何の話?あ、いつものメタいやつか」
「そう。それで今回のようなお題は一見内心を表しているようだが、それはそれとして仲間になれるなれないは複数の要素がある」
「そうだね。相性とかあるし」
「そう、その相性が分かるというのも、社会性の訓練がある程度できているか、生得性の条件があるか、といろいろと考えないといけないものがある」
「なるほど?」
「例えば、コミュニケーションが苦手だからと誰とも付き合わずに人との接点がなければ、嫌々コミュニケーションを続けていた人と比べるまでもない」
「あー、集団生活とか。いやだけど訓練扱いみたいだもんね」
「そう、生まれつき得意不得意と環境性があって、そこに義務教育での集団訓練による社会性の獲得があるわけだ」
「なるほどー。他子どもの時だとに訓練する場所は無さそうだね」
「そう、そしてそのまま大人になると、大人としての振る舞いが求められるから訓練も難しくなる」
「負の連鎖みたい」
「そしてそのことが分かっていないと、学力重視で社会性の訓練に不足が出てくる場合がある」
「世の中厳しすぎる」
「そうだね、どちらも求められるがまあそこはバランスだね。学力が弱くてもコミュニケーション能力が強ければ良いという考えもあるからね」
「どちらも弱い場合はどうすればよろしいのでしょう?」
「うーん、地道に訓練してとしか。または諦める?」
「やっぱり厳しすぎる」
お題『仲間になれなくて』