「ところで」
「ところで?」
「カエルと誰かとか、片思いと傘とかいろいろ浮かぶけど、このお題は梅雨でも良いけど、この時期にっていうのは意味があるのかな?」
「また意味不明な長文の説明が。メタな話と分かっていても長い」
「この時期だと秋雨に時雨に台風にと降ったり止んだりの雨か、強烈な嵐かというイメージがあるね」
「ひとの話聞いて」
「いや、メタな話と分かっていそうだったので」
「メタすぎる」
「まあメタな話ですまないね。しかし雨のネタだと地域性があるね」
「あー、降るところと降らないところが。この前の台風はだいたい降ったんじゃないの?」
「そういったのを狙うとお題っぽくなるね。梅雨だと空梅雨とかあるしね」
「紫陽花がかぴかぴだった。今年の梅雨」
「それも雨と君っぽいね」
「あ、ほんとだ」
お題『雨と君』
「ところで」
「ところで?」
「人口拡大期が終わったとみるか、単に休暇期間とみるか、それとも深夜のとみるか」
「ん?」
「まあ今回のお題だが、社会派なら人口拡大期の終わり、季節の移り変わりをテーマにするなら夏休みや春休み、ホラーなら深夜のだね」
「ん?お題の話?」
「そう、今回のお題は誰もいない教室だからね」
「急に携帯の電波が入らなくなるとか?」
「そうだね。ホラーで陸の孤島シチュエーションを作るなら最近の手法だね」
「あー。閉じ込められるやつ」
「そう。誰もいない教室、扉が閉まり、窓も破れない。そして携帯が圏外に」
「んにゃー!」
「誰もいない実験室でその手の話はだめか」
「ふー、ふーっ」
お題『誰もいない教室』
「ところで」
「ところで?」
「私にとって信号はsignalなんだけど、このお題を作った人はtraffic lightをイメージしたのかsignalの方をイメージしたのか気になるね」
「なるほど?」
「まあ信号機と言えばわかりやすいから、signalの方かもしれないし、含みを持ってわざと機を外しているのかもしれない」
「なるほど。よく分からん」
「歌詞とかにるのはシグナルの方じゃない?」
「なんかそんな気がする」
「イメージとしては短文の最初運位の言語って感じがあるけどね」
「また難しくなってる。んで、いつまでも信号変わらないね」
「開かずの踏切の信号だからね」
「赤いのに」
「!……」
「……!」
「!!……」
「!!!……!」
お題『信号』
「ところで」
「ところで?」
「ノンデリなのでつい言ってしまう」
「知ってるけどなに?」
「!まさかそう思っているとは思わなかった」
「ノンデリでしょ。普通に」
「ノンデリって言うほうがノンデリなんだぞー」
「そういうのは良いから」
「まあ、ノンデリかどうかはともかく、言い出せなかった言葉っていうのはなんだろうね、言ったほうが良かったのにという後悔が感じられるね。でも言うにも障壁があるというところか」
「でも沈黙は金で雄弁は銀なわけで」
「うまい言葉だよね。言い過ぎな人に向いてるかもね」
「ノンデリにもね」
「ん?」
「ん」
お題『言い出せなかった「」』
「ところで」
「ところで?」
「久しぶりのだね」
「そうだね。雨降って涼しいね」
「いや、久しぶりの英語タイトルだ」
「またお題の話?」
「そうだね、またというかほとんどメタな話をしている気がする」
「ネタがないんじゃ……」
「いや、そんなことはないんだけどね」
「ふーん」
「まあ英語からすると、秘めた想いとかなんだろうけどね」
「え、不倫物!」
「まさか、不倫からの風鈴……。夏のネタ……」
「まさかね」
「夏の季語だったのか」
「多分ちがう」
お題『secret love』