書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「こういった、生得性、環境性、訓練性と複数の要素が絡むものは面倒だね」
「何の話?あ、いつものメタいやつか」

「そう。それで今回のようなお題は一見内心を表しているようだが、それはそれとして仲間になれるなれないは複数の要素がある」
「そうだね。相性とかあるし」

「そう、その相性が分かるというのも、社会性の訓練がある程度できているか、生得性の条件があるか、といろいろと考えないといけないものがある」
「なるほど?」

「例えば、コミュニケーションが苦手だからと誰とも付き合わずに人との接点がなければ、嫌々コミュニケーションを続けていた人と比べるまでもない」
「あー、集団生活とか。いやだけど訓練扱いみたいだもんね」

「そう、生まれつき得意不得意と環境性があって、そこに義務教育での集団訓練による社会性の獲得があるわけだ」
「なるほどー。他子どもの時だとに訓練する場所は無さそうだね」

「そう、そしてそのまま大人になると、大人としての振る舞いが求められるから訓練も難しくなる」
「負の連鎖みたい」

「そしてそのことが分かっていないと、学力重視で社会性の訓練に不足が出てくる場合がある」
「世の中厳しすぎる」

「そうだね、どちらも求められるがまあそこはバランスだね。学力が弱くてもコミュニケーション能力が強ければ良いという考えもあるからね」
「どちらも弱い場合はどうすればよろしいのでしょう?」

「うーん、地道に訓練してとしか。または諦める?」
「やっぱり厳しすぎる」


お題『仲間になれなくて』

9/8/2025, 8:36:07 PM