「ところで」
「ところで?」
「波音なんて聞こえるとこなんて……」
「どしたの尻すぼみになって」
「波音が聞こえるところに避暑に行きたい……」
「これは作者の心の声?」
「メタな視点があろうがなかろうが、ほとんどの人が暑いと思っているだろうね。このアプリを使っている人たちは」
「実際暑いもんね」
「まあ南国の海も日中は暑いので夜にのんびりとしたい。そして美味しいもの食べたい」
「なんかダダ漏れだけどわかる」
お題『波音に耳を澄ませて』
「ところで」
「ところで?」
「今日も朝から暑いね」
「もうだめだ」
「なんかのネタだっけ?それ」
「わからないけど、どこかで見たやつ」
「ふむ。外に出ると溶けそうなぐらいだからね」
「溶けてしまえはもう何も考えなくて良いのに」
「それもなんかのネタ?」
「そんな気がする」
「ふむ。そういえば今日のお題は青い風だが、これだけ暑いと赤い風なイメージが出てきそうだね。青嵐や青がつく季語は夏に多いイメージで、赤は秋のイメージだったんだけどね」
「青いのう」
「それは違くないか?」
「まあ。暑いから」
「今の時期ぐらいは青い風が吹いてくれても良いんだけどね。流石に暑すぎる」
「ほんとに。アイス食べよー」
お題『青い風』
「ところで」
「ところで?」
「何もかも捨てて二人でどこかへ行きたいとは思わないかい?」
「思わなくもないけど?」
「なぜか今はそんな気分なんだよ」
「試験の結果が悪かったのか、なにかをリジェクトされたのか」
「ドキッ!」
「とりあえず甘いものでもたべたら?確か冷蔵庫に……」
「急に何もかも捨てて一人で遠くに行きたくなった!」
「??……!!」
お題『遠くへ行きたい』
「ところで」
「ところで?」
「なんか使おうと思っているネタというかお題のストックがあると思うんだ」
「なんの話?」
「ああ、お題の話だけどね」
「いつものメタな話?」
「そう。父上にお題の話をすると結構近い世代じゃないか?なんて言われたりする」
「父上?前はパパって」
「うん?まあ父上にクリスタルの話をしたら、FFなんとかとか、ポケットなんとかみたいなゲームの話をしていたけどね」
「ゲームの話かー。ゲームさせてくれないのにね」
「そうだね。クリスタルって言われても水晶ぐらいしか思い浮かばないけど、父上ぐらいの歳なら結構ゲームが思い浮かぶみたいだね」
「ふーん。ゲームさせてくれなかったのに」
「まあまあ、あとは芸能人?みたいな人が思い浮かぶらしいよ」
「ふーん。テレビもほとんど見せてくれなかったのに」
「まあまあ。それワタシカンケイナイ」
「ごめん」
お題『クリスタル』
「ところで」
「ところで?」
「少し前に匂いと臭いの話をしたと思うんだけど」
「そういえば」
「今回のお題は『におい』ではないね。つまり良いほうの意味だね。善悪ではなく好む好まれないという意味での」
「夏の臭いって言われると運動部かな……」
「子どもがいると洗濯物の臭いかもしれない。夏場は臭いしね」
「あー、お母さん大変なやつだ。なんだっけ漫画だと剣道部の鎧みたいなのが臭いとか。あと小手?」
「最近はそうでもないとか聞くけど嗅ぎたくないよね。フレーメン反応を見たいなんていう心理なんだろうか」
「ふしゃー!」
「それはさておき夏の匂いといえば、植物だと甘い匂いからむせるような青葉の匂いへ変わったりとかかな。初夏から夏へ移る匂い」
「あー、夏っぽい気がする」
「それと雨の匂いも梅雨の匂いから夏の雨の匂いへ変わっていくね。夕立の匂いだったり川床の匂いだったり」
「なんか風流な気がする。暑いんで建物に篭りたいけど」
「そうだね。この暑さでは外にいるのは無理だろうね。ゴミ箱の臭いも夏ならでは。繁華街は臭かったりするね。今回は匂い縛りで使えないけど」
「あー、嫌なのを思い出すやつだ」
「ごめん。でも臭いと匂いを使い分けていると、文字変換だけで片方はお題に合わなかったりするのだろうか?なんて思ったりもするね」
「またメタなこと言ってる」
「汗の匂いが好きなんで言ってないからね」
「はっ!ちょっと離れようか」
お題『夏の匂い』