書く—書いた記録

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6/1/2025, 3:50:09 AM

「ところで」
「ところで?今日はなに?」

「ん!気にしてる気にしてないとか強がったりしても気にしているから、または気になるから反応するというのはある」
「んー、なるほど。なんか分かる」

「そう。本当に気にしないなら話題にも出さないし、気にならないことなら、ふーんとスルーしたりでわざわざ反応もしないからね」
「付き合いでとか相づちで反応するのはあるかも」

「そうだね。こういった会話ならともかく、ネットではいちいち反応しないでしょ」
「あー、それも分かる。なんだっけ釣り針だっけ」

「それは、そういった反応に弱そうな人を釣り出して遊ぶやつだね。趣味は悪いけど衆目を集めやすいので収益やフォロワー数が多い=商売につなげている人たちが良くやることだったりする」
「えー、それってお仕事じゃない?」

「仕事でやっている人もいれば、人目を集めたり反応が多からという理由でやる人もいる。承認欲求を満たすという目的もあるだろうね。あまりにも反応が多く時間帯も長いなら多人数の運営かそれこそ依存症になっている可能性はある」
「仕事でも趣味でも大変そうだね」

「今回のお題も気にしているから気にしている。つまり勝ち負けは重要かはともかく、その人にとっては重いものってことだね」
「なるほど。やっぱり勝ち負けは気になるよね」

「とはいえ、その過程や努力は重要だけど、結局は本人が自分を納得させられるか次第だね。うん」
「もしかして、この前の早い者勝ちのケーキのこと気にしてる?」

「ん?もしかしてチーズケーキと春のあまおういちごシャルショートケーキの2種類でわたしがチーズケーキを食べた時のことかな?言われるまで気づきも思い出しもしなかったよ」
「なるほど」



お題『勝ち負けなんて』

5/30/2025, 8:33:43 PM

「ところで」
「ところで?」

「こういったお題は好きだったりするけど、人によって受け取りかたに幅がありそうなお題は良いね」
「幅ってどんな?」

「そうだね。『まだ』と『続く』と『物語』と3つの要素があるので、組み合わせが発生するのと、それぞれが複数の受け取りかたがある単語ってところかな」
「ふーん」

「まだ続く、というのは余分なという意味とも取れるし、余韻としても取れるし、未来に向けてという継続性とも取れたりするね」
「あー、人によって違うっていうのはそういうこと」

「あとはまだ続くは終わらないとも取れるし、まだ続くの?というのもある。そして物語は自己性と他者性のものがあって、自分が主人公なのか、他の人の物語なのか主観や視点の違いがある」
「ちょっと難しい」

「うん、物語と聞いたときに、例えば何かの本だったり誰かの物語、それは他の人の物語。それとも自分の経験、それは自分の物語という感じかな」
「つまり物語って聞いたときにお話なのか自分の経験なのかって人によって違うってことね」

「漫画とかでもまだ続くの?と思うときもあれば、もっと続いてほしいなんて思うのもあるしね」
「あー、後日譚を読みたくなるやつとそうでないのがあるか」

「最近でもないけど、後日譚をテーマにした漫画もあるしね」
「あ、それ知ってる」


お題『まだ続く物語』

5/29/2025, 10:22:01 PM

「ところで」
「ところで?」

「この時期になると燕をよく見かけるが、幸運が来るとかいろいろ言われたりしているね」
「見た目は幸運の要素はなさそうだけど。幸運……招き猫は開運だっけ?」

「幸運も開運も似たようなものと言うと怒る人がいそうだが、縁起物の理由なんて結構適当だからね」
「鰯の頭みたいな」

「それはメタ認知の部類だね。思い込みから生まれたものをうまく皮肉にしている」
「確かに鰯の頭ってなに?だもんね」

「鰯の頭といわれるとスターゲイジー・パイなんかを想像してしまうが、あれはあれで見た目のインパクトがすごいね。誰が始めたんだか」
「なにそれ?」

「ほら、検索すると出てくる。こんなやつだ」
「ん、げっ!」

「見た目のインパクトはあるだろう?」
「確かに。誰が作ったにしろ、その後もみんなが作ってるんでしょ?」

「そうだね。誰かが始めてもその後に誰も作らなかったら残らないわけだしね」
「ふーん。あ、幸運の話はどうなったの?」

「ああ、猫はネズミを取ったりするので実益から幸運というか開運のイメージになって、燕は人通りの多いところに巣を作るから商売繁盛のイメージになったという説があるね」
「ふーん。似てるようで似てない?」

「そうだね。猫は結果論で燕は因果が逆だね。人が多いから巣が作られる。つまり人がそれほどいなかったら、最初から巣は作られない」
「そうだね。でも幸せを呼ぶになっちゃうんだ」

「まあね。オスカー・ワイルドの『幸福な王子』なんか皮肉的と思ってしまうね」
「なにそれ」

「まあ、読んでみればわかるよ」
「ふーん。タイトルからは幸せそうなお話みたいだね」

「短いから読みやすいと思うよ。図書館にもあるだろうし」
「わかった」



お題『渡り鳥』

5/28/2025, 8:35:50 PM

手に掬う。でも、そんなつもりもない。


お題『さらさら』


↓↓↓ふたつ目↓↓↓


「ところで」
「ところで?」

「この『ところで』から始まる冒頭もコンテクストの高さを明示する意図があるんだけど、それはわかりにくい」
「そうね。何がところで?なんて言われてもね」

「ということで、ちょっと説明を加えてみた」
「へー」

「メタ認知能力があると作者の意図みたいなものが見えてくるのでそれを目的にした文を書いたり書いてなかったりするので、もちろん読み手をかなり選んでいる対話文なわけだ」
「たまに出てくるメタ視点とかもそれなんでしょ」

「そう。自分たちの思考を外側から見ている感じだね。慣れるとそうでもないけととても疲れる」
「え、疲れる読みものを読ませてるの?」

「うーん、それが苦手な人はそもそも読めないから気にならないし」
「じゃあ、得意な人だったら疲れるってことじゃない?」

「あ、」
「もしかして、気づいてなかった?」

「いや、そんなことはない。と思う。多分。うん、多分」
「ふーん」

「でも変えるつもりはさらさら無いけどね」
「ふーん」

「あ、それで思い出した。今回のお題だけど、ダブルミーニングや場面で意味が異なったりする言葉も選んでいたりするね」
「今回のお題?」

「そう。今回のお題は『さらさら』だったからね」
「ふーん、あっ、さらさらか」

「君の髪の毛とかもね」
「急に褒め出した!」


お題『さらさら』

5/28/2025, 3:27:50 AM

「ん?なんでそんなに怒ってるの?」
「ぷんすこ!って言いたくなるよ!」

「あれ、黙って最後の一個のプリンを食べちゃったこと?あれば消費期限だったからで捨てるより良くない?」
「!?、プリンじゃないよ!」

「じゃあ、この前のチョコレートケーキを二人で食べようとしてたやつ?あれも急用ができたとかじゃなかった?」
「チョコレートケーキの話でもないよ!」

「まあまあ、そんなに怒らず、この虎のマークの羊羹でも食べて落ち着きなよ。お茶入れてくるから」
「この羊羹はまさか……」

「はい、お待たせー」
「……ぷるぷる」

「ところで落ち着いた?」
「一緒に入っていたどら焼きは?」

「そうだっけ?それで最後だったと思うけど」
「これで最後?」

「そこに無いなら無いですね」
「ぷちん」


お題『これで最後』

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