「ところで」
「ところで?」
「お題が難しいと投稿が減る」
「うーん、たぶんそう」
「投稿が減ると評価も下がりやすくなる」
「上がるんじゃなくて?」
「書かなければ上がらないから」
「あー、そっちか」
「評価が下がると書かなくなる。のループができるんじゃないかな?っていう予想」
「ふーん、お題を選ぶのって難しそう」
「マネタイズの観点でも見ているだろうから、思ったより難しそう」
「なかなかセンスが入りそう」
「ところで」
「ところで?次はなに?」
「いや、お題をAIが選んでたりしたら?」
「あ!英語のお題はもしかしてとか」
「まあ、我々が気にすることではないんだが」
「そうね」
「そう、ところでカラオケにでも行かない?」
「無理やお題を回収にきた!」
「そう、メタな視点だとね」
お題『歌』
「最近はなんか冷えている気がする」
「気のせいじゃないかも」
「特に朝晩手足が冷えるような気がするんだよなー」
「もう若くない?」
「まだ若いわ!」
「寒いと頭が回らないタイプ?」
「んー?んー?言われてみれば」
「冷え性気味だからなのかな?」
「そういえば。だからといって暑いのも好きではない」
「暑いのも寒いのも嫌だからねー」
「んー、だんだん暖ったまってきた気がする」
「わたしの優しさだね」
「そのつながりがよく分からない」
「やっぱり頭が回ってないね」
お題『そっと包み込んで』
「同じようで同じ、同じようで同じじゃない」
「なんの話?」
「ああ、同一性についての話だけど、とても難しい問題を孕んでいる」
「ふーん?」
「例えば、テセウスの船という概念があって、とりあえず毎日船の部品を入れ替えて1年後に全ての部品が置き換わった」
「ふんふん」
「一年前とは全ての部品が違うがこの船は同じ船だろうか?」
「同じ船だけど、部品はすべて違うみたいな感じだね」
「そう、人間はそれを同じ船と認識する。もし、それと同時に変えた部品でもう一つの船を組み立てたらそれは同じ船だろうか?」
「あー、同じ船がふたつになっちゃうのか!」
「そして人間の組織は毎日入れ替わっているが同じ人間とされている」
「それは部品を入れ替えても人間を作れないし」
「未来の仮想の話だが、物質転送のがありうるとして、自分を少しずつ別の場所に組み立てる。それと同時に元の自分を消すと自分が別の場所に移動したことになる」
「消すっていうのが怖いけど移動はできてそう」
「そのときに、元の自分を消さなかったら自分が二人いることにならないか?」
「わざとやれば自分がいっぱい増やせるね」
「まあ、倫理的問題が出るので面倒なことになるのは確かだが、これは自分が二人なのか、転送しようとした先のはコピーだが、毎回コピー元を消しているからコピーだが便宜上移動したことにしているのか」
「やっぱり区別はつかない気がするけど」
「そういった問題が発生するのは自己をどう見ているかの話になる」
「難しいねー」
「その話に関連すると昨日の自分は今日の自分とは違うがそれは同一のものとみなしている。それはどういった理由によるのか。という研究もある」
「うへぇ」
お題『昨日と違う私』
「あ」
「どうしたの?」
「いや、なんとなく同じことを続けていると違うことがしたくなったりするのはまあ良くあることだろう」
「マンネリってやつね」
「そう、しかしこのお題はもしかすると、もしかするかもしれないし、もしかしないかもしれない」
「謎すぎる!」
「いや、このお題は英語だが、英語がゆえに大文字で始まると固有名詞の意味が出てくる」
「もしかして!」
「もしかするかもしれない」
「お題の作者もなんかそれっぽいアニメを見てるかもしれないのかー」
「11月だったら電車なんだが」
「また謎なこと言ってる」
お題、『Sunrise』
「溶けると解けるは使いみちが違う」
「いきなりなに?」
「使いみちというより使いかただが」
「よく分からないけど、それで?」
「空に溶けるだと希釈して一体化、空に解けるだと塊や分離したまま拡散する」
「なんか用語の話をしてるような?」
「まあね。溶け込むといえば空と海の境い目とかも気になるけど、空も海も青いけど理由は違うとかね」
「確かに、どっちも青いけど色が違うね」
「空は青い光が広がりやすいから青く見える。海は青以外の光が吸収されやすくて青く見える」
「空は夕焼けがあるけど、海はそんなのないからね」
「鋭いね。それに海に入る光も同じく太陽からくる光だからね」
「ところで」
「ところで?」
「なんで、海でバカヤローって言うの?」
「う、その手のは苦手なのだ。AIにでも聞いてくれる?」
「えー、君の意見を聞きたいなー」
「嫌いなやつが海の向こうに住んでるから?」
「バカがいたよ」
お題『空に溶ける』