【風が運ぶもの】
風が運ぶもの…それはなんだろうか。何を運ぶ。自分はなんでも運ぶと思う。
そして、自分は、時を風が運ぶものだと思っている。
歳をとる。自分はまだゆったり風が吹いているが、これからも早く風が吹いたり、風が永久に止まるかもしれない。それでも自分はまだ幸せでゆったりな風が吹いている。
君はどのような風が吹いているかな？

【誰かしら？】
誰かしら？誰かしら？あなたは誰かしら。迷い人よ…
退屈な私たちに何かしら？ユウユウランラン…フラフラランラン…
「あのッ迷ってしまって…ごめんなさい！」
可愛くて…小さくて…か弱そうな少女。
怪我だらけで、大丈夫？
「怪我しちゃって。助けて。お姉ちゃん。」
大丈夫？大丈夫？こちらへおいで、私がやろう。私がやろう。あなたを送ってあげる。
『少女が近くに来る』
ユウユウランラン…フラフラランラン…
もう来ちゃダメよ。
もう来ちゃダメよ。
可愛い少女。か弱な少女。ほかは助けてくれないわ。

誰かしら？誰かしら？迷い人よ…

【魔法】
この世界には、魔法がある。
色々な魔法がこの世にはある。言葉という名の魔法。
その言葉という魔法には、人を良くする魔法。仲良くなる魔法。人を好きにさせる魔法など。
逆に人を悪くにする魔法。仲が悪くなる魔法。人を嫌いにさせる魔法がある。
この魔法は、人を簡単に魔法をかけられるけど人を良くする悪くすることの出来る魔法。つまり、自分の人生のひとつの別れ道がこの魔法だ。
これの使い方を君、君達は、この魔法をかけられていますか？よく考えてみてくれ、
良い魔法をかけられて、かけていますか？

【君と見た虹】
確か2年生の夏だっけ。
夏休み、景色のいい場所によく連れていってくれたね。
山の中から見える町の景色。
夏に綺麗に咲く花が群生しているところ。
森の中心にとてもでっかくて僕らの身長の何倍もあったでっかい木だけが立っていた場所。
どれもこれもがすごくて当時持っていたデジカメで撮っていたっけ。
その中でもいちばん凄かったのが、とてもでかい虹だった。
雨が降って数時間後にやんでなにか凄いのが撮れるかなって思って山の中、原っぱ、浅い川なんかに行って走りながら色んな角度でとって楽しんでたね。
少し休もうかと思って湖に行って昼寝していた時小雨が降ってきた。
「雨降ってきたね」
「酷くはならないよね」
二人で話してると君が…
「えっ何あれ。おい、いみて見ろよ！」
自分が振り返ってみるとそこには…
綺麗な虹が。とても大きくて綺麗で咄嗟に写真を撮ったんだ。
いま病院で頑張って病気に対抗してるみたいだね。
次、お見舞いに来た時君にその虹を見せに来るよ。
治ったらまた綺麗な場所に行こうな。また、教えてくれよ。

【夜空を駆ける】
広々いどこまでも広がっている原っぱ。
黒くて綺麗な星々がどこかしこにも広がっている。
そしてこの世界で絵を描くように指を動かし、蝶のように羽ばたくように踊っている自分。
夜空を駆ける。指を動かし、自由に踊り、原っぱを駆ける。どんどん広がる世界。
自分だけの楽しく美しい世界。
あなたはどんな自分だけの世界を持っていますか？