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4/15/2026, 4:47:37 PM

恋は叶わないからこそ美しい。そんなものは、第三者視点の驕りだ。誰もが、当事者になれば、叶わない恋など味わいたくもないだろうに。

それと同じで、届かぬ想いなど、ないほうがいい。好いている人には、どんなことだって伝えたいに決まっている。
だが、それは僕が本気で人を想ったことがないゆえの、驕りだった。

あの人に知られたくない想いがある。
あの人には、僕の綺麗なところだけ見せていたい。
想、なんて綺麗な漢字には似つかわしくないものを抱えている。

たとえば、君への恋が叶わぬならば、死んだ方がましだとか。そんなことを君の耳に入れたって、君を怖がらせるだけだ。
君と、どんなことだってしてみたいとか。手を繋ぎたいだとかいう、可愛いもんじゃない。もっと、もっと。僕という人間がどんなに欲深いか、たぶん君はまだ知らない。

こんな想いは、君は一生、知らなくていい。僕からも、当たり前だけど、僕以外からも。

3/26/2026, 3:29:49 PM

君が好きだ。
いかにもまっすぐなように見せ掛けたこの感情は、もしかすると、君に鬱憤をぶつけていただけだったのかもしれない。君に憧れていただけなのかもしれない。君が欲しかったんじゃなくて、君の持つ才が欲しかっただけなのかもしれない。
そう思わなくちゃ、やってられない。だって、君はどうせ、僕のもとに来てなんかくれないんでしょう。
そうだよ。これは所詮、ないものねだりなんだ。

3/2/2026, 10:54:29 AM

生きる意味とは、死ねない理由。
同様にたった一つの希望は、裏を返せば絶望だ。

生きる意味をくれた人がいる。でも、あの人のせいで僕は死ねない。きみが生きている、ただそれだけで。僕は今も、ここに縛り付けられている。

2/27/2026, 6:22:21 PM

ぼくは音楽をつくっている。このくだらない世の中で唯一、真剣に取り組めたものが、それだ。

いざぼくの音を聴く人間は、ぼくのバックボーンなど何も知らないから、何のためらいもなく、稚拙なメロディだとか、歌詞が青臭いだとか、このフレーズは偉大な音楽家の模倣だとか、一方的にぼくを評する。
ぼくはときどき、そんなやつらの人生を評する曲をつくってみたくなる。ぼくはぼくの人生を曲にしている。おまえらは自分の人生を開示することなく、曲からぼく自身をわかった気になる。音楽から、ぼくのすべてをすくいとり、弄ぼうとする。そんなものが許されてたまるか。

ぼくは、音楽だけの人間じゃない。そう言えたら、どんなに良かっただろう。
音を否定されるということは、ぼくそのものを否定されるということに他ならない。おぞましいのは、ぼくが音楽だけで生きているということを知らずにいるにもかかわらず、平気でぼく自身を否定する言葉を投げかけてくることだ。
そんなぼくを哀れに思ったのか、庇う人間も一定数存在する。

所詮は、現実逃避なのだから良いじゃないか。
若気の至りなのだから、あたたかく見守ってやれば良いじゃないか。

ぼくは、ぼくの音をけなす人間より、なによりも。そういうやつらが、嫌いだ。

2/10/2026, 4:37:15 PM

知っている。そういうものを創ろうと志す人間が、インターネットの海の中に、収めきれないほど溺れているような気がしてくる。
でも、たぶん、違うんだ。
そんな人間は氷山の一角にすぎない。誰も知らないところで、自分だけの一城を組み上げている人間がいる。私はそういう人になりたい。

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