小石 涼

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7/8/2023, 10:49:49 AM

 街の明かりが点々としか見えない。
 そんな中、彼は下を向いて歩いてる。
 昨日の七夕を思いながら。
 彼には願いなんてない。
 自分には願いを持つだけ無駄で、
 おこがましく思っている。
 その時に視界の端で明かりが消えて顔を上げた。
 気付いたら街に灯りはなくなっていた。
 彼は空を見上げて星を探したが真っ暗だった。
 
 

7/6/2023, 9:54:48 AM

 好きな人と話しながら見た星空。
 なんでも無い空だった。
 でも、とても綺麗で、
 もう、あんな感情にはならない。
 だけど夏の星空を眺めるとたまに思い出す。
 
 

7/5/2023, 3:50:53 AM

 神様だけが知っている。
 だから、誰も知らない事と同じだ。
 それでも彼が神様を信じる理由。
 ただ、信じないと生きる希望が無くなるから。
 
 

7/4/2023, 1:12:28 AM

 この道の先に。
 きっと何も無い。
 でも、二人の男女は歩いて行く。
 会話もなく、ただ静かに。
 
 けれど二人の表情は満足げだった。
 きっと二人なら場所はどこでもいい。
 
 
 

7/1/2023, 10:12:37 AM

 運命の赤い糸が視えないから楽しいの。
 彼女は言っていた。
 
 僕は彼女が好きだった。
 けど、きっと結びついていない。
 なぜかは分からないがそう思う。
 だから、想いを告げなかった。
 後悔はしていない。
 ただ、運命の赤い人を彼女より好きになるとは思えない。

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