小石 涼

Open App

 街の明かりが点々としか見えない。
 そんな中、彼は下を向いて歩いてる。
 昨日の七夕を思いながら。
 彼には願いなんてない。
 自分には願いを持つだけ無駄で、
 おこがましく思っている。
 その時に視界の端で明かりが消えて顔を上げた。
 気付いたら街に灯りはなくなっていた。
 彼は空を見上げて星を探したが真っ暗だった。
 
 

7/8/2023, 10:49:49 AM