強烈な貧乏ゆすりのエンジン
蜃気楼でたゆんでる
私の心模様
理想と現実との温度差に眉が下がる。よく情けない顔って言われるけど、多分、光学現象によって心の内と反転しているのだと思う。
支離滅裂に怒りたい。はじめてはママって決めてる。
男に押し倒されたい願望を持ってる中年の女にはなりたくない。
ずっと、ずっと狙ってる。
ずっと、ずっと待ってる。
すべて思い通りになりますように!
「光の回廊」
帽子を深く被った男を正面から見た。
つばが落とす影でほうれい線がくっきりしていたから、おっさんだと思ったのに。男が手で軽く帽子を上げた一瞬にちらりと見えた目が黒々としてて、あんまりにも可愛いかったから声をかけたんだよ。
砲台が並んでて肌をつけるとひんやりしてて今の季節にはちょうど良いくらいだった。
でも、それが馬鹿長かったし、ハガネみたいに硬かったからついに国はサイボーグを作ったのかと思った。
産んでくれというか、産まないでくれというか、
本能と理性のどちらがより愛だと思うかってか。
今日も弾を詰めて打って降ってくのを見て、そういえば男と会ってる間だけは晴れてるなって気づいた。
「手のひらの贈り物」
明日といっても寝るだけでしょう
「明日への光」
僕がどれほど偉大になっても
それぞれ108もの他人の煩悩を払おうとは思わないよ。
僕がどれほど分かって欲しくても
栄光を求めて銃声を鳴かせはしないよ。
僕がどれほど優しくても
前世と来世まで今世の君のものとは言わないよ。
今は誰もそんなことしてないか。
「神は死んだ。人間に同情したおかげで、神は死んだのだ。」ニーチェが悪魔からそう聞いた。
「遠くの鐘の音」
寒い冬。短いスカートを履いて待ち合わせの時間より少し遅れて来た君が、腕を取って手を握って、私のダウンジャケットのポケットにつっこんできた時。
いつも恋人ごっこを仕掛けてくるのを辟易した気持ちで受け入れる。
その後身のない惚気を続け、勝手に落ち込み日が沈む。
私を見上げて最後に確認、私たち、友達だよね?
妖怪か何かと鼻で笑いながらそこでははっきり縦に頷いた。いつも別れが待ち遠しい。
下痢みたいなゆるい友情でも、二人で寄り添えばぬくもりと言えるだろうか。
「ぬくもりの記憶」