君が今日のうちに死んでしまったら、明日初めて鳴く虫と君との声を聞き分けることができるだろうか。
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすというが、君は鳴け。私の過保護を全て焼いて捨てるから、君に面倒なことは何一つ言わないから、どうか、どこにいても君の存在が分かるように発信して。君が誰にも気づかれない瞬間がたったの一秒もないように、大きい声で鳴いてくれ。他の誰にも、感情のまま話して足を引っ張るようなことはさせないから。
『届かぬ想い』
抜ける寸前の歯を舌で押さえつけると染みでたあの汁は(あーこんな味だった)
トウモロコシは歯茎にちょうど嵌って32本。
噛むたびに白い歯でいうとバッテンのところに刺さって甘くにじむ。
できる限りパーフェクトな噛み合わせをしてだいたい28本。押しつぶされる瞬間の汁だくの美味さを味わったことがあるのは僕だけだと思う。
僕たちがロジャーラビットのカートゥーンスピンに乗った時にお互いの歯が光って見えたの覚えてる?君の歯って白くて前歯も程よく小ぶりで羨ましかったな。
乳歯が生え変わってトウモロコシになっちゃった僕の歯なわけだけど、それでも光ったんだ。
君が先に気づいて笑ってくれたんだ。
私が今も生きているのはお前のおかげじゃない
君との思い出は私の何の救いにもならない
君との思い出は私の何についても救うには足らない
優雅で、疲れていて、体内中の水が病院みたいな臭いのする人になりたいらしい。
ドブ川の灰色のカモをブラックスワンだなんて指差した君にはお似合いだよ。
今日という日は残りの人生の『最期』の日!
君がその部屋から出てきたら、私の秘密基地でパーティしてもいいよ、私は地下2階にいるからさ。
私と同じ家で住もう、君がその部屋から出てきたら。
君のための家を買うよ、君がその部屋から出てきたら。
「夢から醒める前に」
僕の暗喩にいつ気づくだろうか。長期実験をしてみよう。
マトモじゃなくても良いよ。バイト先の大人は病気の話しかしない。君が怖がっている大人はみんな病気だ。
「君」がその「大人」になる日もくるだろう。
しかし、自分も若い子にそう思われるかもしれないのが怖くて悪口を言えないのなら、今すぐに後悔するべきだ。そして、喋るべきだ。ただし、方法は一つしかない。大きく息を吸って、とにかく大きい声で目の前のやつの悪口を叫ぶことだ。それ以外の方法はない。陰口じゃ失敗することはご存知だろう。赤の他人は敵だ。なら、共に汗水垂らして働いている人は身内だろう。君の真心を受け止めないはずがない。受け止めなければ人が悪かった。
君の内気のせいで、人というより動物のようになってしまった気質を消し飛ばし、勇気と知性に目を輝かせて叫べ。
大丈夫。朝8時から満員電車に乗ってる9割の人にねこだましが効くはずだ。
まあ、つまりさ、君の懺悔室になりたいんだ。
「君は今」
もっと広いと思っていた夢に手をかざすと透けなかった
しぐるるやしぐるる幼い頃に祈った雨が今通る
白い服の方がよほど眩しかった
「太陽のような」