1/10/2025, 2:45:12 AM
朝、ごった返す駅で肩が触れた。
昼、上司にミスを指摘された。
夜、丁寧に髪の手入れをして肌も十分に保湿。
この部屋を一歩出れば私は少しずつ削りとられていく。
そして私も他の誰かの、ほんの一部を削り取っていく。
そしてまた帰ってきたら、削れた私の一部たちを補うように私は私の手入れをする。
削れた私のかけらがどこかでひかり輝くように。
25.01.10星のかけら
8/18/2023, 2:28:41 PM
職業柄、1日のほとんどをこれに囲まれて過ごしている。
私はこれを通した自分を私として認識している。
お客様もそう。
面と向かって話す事は殆どなく、常にこれを通して話をする。
職場で見る顔、家で見る顔、デート中のトイレで見る顔。
全部違うけど全部間違いなく私。
今も左側に置いてある。
かがみ
8/17/2023, 6:12:50 AM
「いちばん」この言葉は、幼い頃の私にとってとても魅力的であり他の誰にも譲れないものだった。
テストの点数、作文を書き終える速さ、用紙の枚数。
朝学校に着く順番。
なんでも1番が素晴らしく誇らしいと思っていた。
時は経ち、中学高校と私が「いちばん」となれるものはだんだんと減っていった。
いつしか私は大勢の中の1人となった。
24歳になった今、私は彼の「いちばんだよ」という言葉がとても誇らしくこの世で最も価値のあるものだと思う。
そして彼の「いちばん」を信じきっている。
彼と私、2人だけの時に聞くことのできる最も誇らしく価値のある
「いちばん」