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「いちばん」この言葉は、幼い頃の私にとってとても魅力的であり他の誰にも譲れないものだった。

テストの点数、作文を書き終える速さ、用紙の枚数。
朝学校に着く順番。

なんでも1番が素晴らしく誇らしいと思っていた。

時は経ち、中学高校と私が「いちばん」となれるものはだんだんと減っていった。

いつしか私は大勢の中の1人となった。

24歳になった今、私は彼の「いちばんだよ」という言葉がとても誇らしくこの世で最も価値のあるものだと思う。

そして彼の「いちばん」を信じきっている。

彼と私、2人だけの時に聞くことのできる最も誇らしく価値のある

「いちばん」

8/17/2023, 6:12:50 AM