仕事と私、どっちが大事?
私はこの質問が苦手だ
仲良し同士がする空気感などでは無く
真剣な眼差し。
この質問をする時点で、相手の期待する答えは
『君が大事』
けれどもそうとは思えないからこそ、
相手は聞いているのだ。
では、
『仕事が大事』と答えてみては?
それは落胆もするし、納得もする。
─私達どうして付き合ってるの
新たに疑問が生まれるだけ。
そもそもこの質問などしなければいいとさえ思う。
『君がいれば何もいらない、今の仕事辞めたっていい』
大袈裟に言われたこともあったな、
そんなこと言われて、私が喜ぶとおもってる?
妙に腹立たしかった。
『これ以上、困らせないで』
冷たく言い放たれたこともあったな。
これ以上、ね…
心を閉ざすにはじゅうぶんすぎた。
嫌なことばかり思い出す。
仕事と比べることではないけれど
あなたは私を1ミリも見てくれないから、
少しでも見てほしかっただけ。
気を引きたかっただけ。
寂しかった。
このままなら、いっそ手放してよと何度も思った。
寂しいと言うとあなたはとても嫌がる。
1人で過ごすのがうまくなった。
寂しさは、感じるけれど
誤魔化すことがうまくなった。
忙しいのだから仕方ない。
今だけ。
寂しいな。
寂しいと伝えることもできないのは
とてつもなく悲しいことなのだと
苦しくて辛いことなのだと、今では分かる。
麻痺してたんだ。
さみしい場所に居すぎて、心が壊れないように。
人の心は複雑で
ふとしたことで歪む。
何が悪くて、何が良いかはわからないけど
寂しさを、受け止めてほしかった。
特別
あなたに出逢うまで
私は知らなかった。
また逢えるなんて確証がないのが
こんなにも怖いだなんて。
なぜか妙に気になって、連絡先を交換しても
突然既読スルーされやしないか
心が、苦しくて眠れなかったの。
あなたは言った
また会えると思ったよ
私も、なんて答えたけれどね
私はもう二度と会えないかもと思ってたよ。
そんな風に感じ方がお互いに違うのに
どうして今恋仲に?
私は嘘で出来ている。
あなたは私が思うよりもずっと素直で、正直者。
あなたの目に私は今どう写ってるの?
怖くて目が見れないよ。
緊張して、直視できないと誤魔化しているけど
いつか化けの皮が剥がれるその時まで
せめてその時まで愛してほしい。
どうやって人を信用するの?と聞いたら
裏切られても良いと思ってると答えた。
ねえ、そのあとはどうなるの?
裏切りを知っても、許せるってこと?
許したとして、愛せるの?
全部吐いて楽になってしまいたい。
けれどそれは私だけが楽になるだけで
相手のことは考えていない最低な行為。
今までの私なら、それでもいいと。
自分が楽になれたらいいと。
けれどあなたは特別。
あなたが知って、少しでも傷つくとか、嫌な気分になりそうなことは、隠し通すのが優しさだと。
あなたが教えてくれた。
私も、あなたの過去を聞かない。
いいの、それで。
私も、あなたの特別なら。
あなたとふたりきりの世界になったら
ふたりぼっち。
たまに考える。
あなたはまず、『どんな風にこの世界で生きていきたいか』を私に聞くでしょう。
─どんな風って、たとえば?うーん…
寝るところ重視で、食べ物は余裕あれば美味しいのたべたいかな?
こんな世界になっても、協力し合って、、
なるべく同じのタイミングで死にたいよ笑
なんて答えるかなあ。
そんなふわりとした答えに、あなたは笑って
『おっけー、まかせて』とキスするでしょう。
そんな頼もしいあなたが好き。
いつも不思議に思う。
見た目なんてもともとこだわりもないけど、
好みのタイプでもない。
ただどうしようもなく惹かれてしまう。
あなたはどんな人?
すべて知ってしまったら、私はどうなるんだろう。
興味を失うのか、幻滅するのか、どちらかしか無い。
けれど3択目ができそうなの。
『もっとあなたを知りたい』
これからのあなたがどうなるのかをこの目で見届けたいって、きっとそうなるだろうって予感。
本当に人を愛することとはどんなことか
あなたから日々教わってる。
自分でもびっくりしたのは
寂しさを態度に出すのが怖い、トラウマが出来ていたこと。
寂しがる女の子なんて、鬱陶しい
余計なストレスかけたくない
自分の時間を楽しんで待つ方がいい。
あなたがいなくても私は大丈夫だから。
ほんとは寂しいのに、強がる私を不思議がる。
あなたは
寂しいと思わないってことはそんな好きじゃないのかなと思うのだろうか。
少しの後悔。
私はこんなにも好きなのにうまく愛せない。
もっと知りたいとおもった。
いい加減、もうこんなことやめよう。
人に興味を持ってある程度知ると、カテゴライズして疎遠。
もちろん恋人も例外なく、最後は情のみで繋がる。
今度出会ったら、質問をしなければ続くのかな。
そんなばかみたいな単純な発想。
そして出会った人は、他の誰ともちがくて。
たくさんの人を混ぜ合わせたような、でもそんなシンプルではない印象。
今までで1番深い興味を持ったかもしれない。
なのに、繰り返すのが嫌で意地になってる。
『飽きるのが、怖くて』
それを何気なくポロッと伝えた。
あなたはそれを聞き逃さない。
『知れば知るほど好きになる、そんな気がするけどね』
その予感は本当にそうなの。
私もそう思う。
深く人を好きになる、もう2段階くらい。
それが自分にはもて余す。
その愛で潰れるような怖さがある。
いつか
『もっとあなたのこと、教えて』と伝えたい。
いつかなんていわず今から伝えに行こうかな。
大好きな君に
大好きな君に私はなにをしてあげられるんだろう
あと何回会えるんだろう
あと何回好きと伝えられるんだろう
あなたの幸せはなに?
私がしたい事をするのも愛なのだと君は言う
してほしいことも言うし
やってほしいこともちゃんと言ってね
求められたいから全力で愛するって君は言う
有言実行してるのが、ほんとにすごい
依存とはちがう、幸せの形を2人で見つけられますように。