夢じゃない。
花瓶に挿した花を眺めても
なんだかまだ信じられなくて
あなたの欠片をさがす
君のシャツ、きみの歯ブラシ
君しか飲まないお酒。
夢じゃない。
眼の前で触れてるときですら夢のような気がして、
『夢じゃないよね?』
なんて、馬鹿な質問を真面目にしちゃうの
なんでかな、なんでかな
あなたに出会ったらなにもかも
なにもいらなくて
なにもいらなくて、ではないなあ
全部満たされて、要らなくなってしまった。
今までの自分がどうやって生きていたのかわからない。
夢じゃない世界で夢の中にいる。
それが恋なのだと知った。
あの日の君に会いたい。
今でも鮮明に思い出せる、あなたと出会ってからの日々。
はじめて、対等に見れて、尊敬出来る人。
私にないものばかり持ってるのに、あなたは私ができることができない。
君と生きるためになにができるかな。
勉強したいな、少しでも支えたい。
あなたにしか、わかなかったよ。
こんな気持ち。
(搾取されてる)
『好きならやれるよね?』
私はこの言葉が大嫌い。大嫌い。大嫌い!
なんなの?
私のために何かしてくれたことなんてはじめだけ。
またもとに戻らないかな?と期待してた愚かな自分。
傷つかないようにと、他人は他人。
そうしてきた。
あなたは今でも素敵。
あのときのあなたも、いまも愛しい。
私にはほんとに勿体ないと思う。
私の価値はなんだろう。
好き、嫌い、、好き。
そういうのを繰り返してきた恋愛。
嫌い、なんていうのは、
傷ついたから。
悲しい気持ちになったから。
ただそれだけで、謝っとけばいいものでもなくて、
着々と積み上げられていく信頼。
最近の私はおかしいの。
君との別れるシーンが、頭の中に流れてきた。
私は、素直になれなくて、ムスッとして、拗ねて。
心の中では大忙し。
君は困った顔と、ため息をつき、少し笑顔を作って静かに問いかける。
『俺といて、楽しい?』
「……。」
『俺のこと、嫌いになっちゃった?』
「…………。」
好き、好きだよ。なんで口から出ないの。
『会うの、やめる?』
あなたは私を気遣うように聞く。
全部、妄想。
でもきっと私達の終わり方って、こう。
嫌だ、嫌だよ
好きと嫌いの繰り返しの恋愛だったのに
好きだから傷つけたくないと怖れてしまう。
それも過剰なほど。
君の枷になりたくない。
邪魔したくない。
お互いに高めていきたい。
支え合っていきたい。
それなのに、我慢できない。
会いたい。
ツライな、会いたいな。
君は時間をつくってくれる。
せっかく無理してあってくれたのに
愚痴を言いたくなんてなかった。
ただ楽しくお話できたらそれでよかった。
ほんとだめな彼女だと、会いながら勝手に自己嫌悪してまた心配かけてしまった。
こんな時、どうしたらいいの?
どうしたらいいの。
連絡断ちたくて、仕方ないよ。
泣いたスタンプなんて、消しちゃおう。
既読もないうちに
なにもなかったように、相手から連絡くるまで消しちゃおう。
心が壊れていく。
君は1ミリも悪くない。
悪くない。
私はやっぱりうまく愛せない。
もしも君が
もしも、君が病気になったら。
もしも、君が、私の前から急にいなくなったら。
何度考えたことか。
その度に、私は君を、一生懸命、一途に想う大切さに尊さを感じる。
私に、まともに人を愛せるのだろうか。
もらってばかりで、与えたいのに、与え方が分からなくて不安になって、どうしようもなくなる。
こんなふうに、裏切りたくないと強くおもうのは初めてだ。
あなたは忙しくなる。これからとても。
今までと同じ。
新しい事をして、みんな忙しくなる。
その中で、私は少しずつ離れていく。
けれど同じようで同じではない。
積み上げてきたものは、今までの比ではない。
そう、今から言い聞かせてる。
君と私をつなぐものが欲しいと言った。
君は考えとくね、とひとこと。
忙しすぎて、忘れちゃったかな。
それはそれで、悲しいけれど。
これじゃ自分に言い聞かせてるみたいだ。
不安で仕方ないのに、大丈夫、大丈夫って。
いま、欲しい。あなたを。
もしも君が、いなくなったなら。
出会えていなければ、今の日常はないのに。
こんなにも不安定な自分が許せない。
──私、まだ、幸せ。
ふとした時に、噛みしめる。
きみと出会う前の私を思い出してしまう。
比べる意味も、価値もない。
あなたとはじめて打算がない恋愛をしている。
こんな幸せがあるんだなあ
すべてが満たされているのに欲しがってしまう不思議。
足りない、ともちがうのだ。
本当に?
うん。
脳内で繰り返す会話。
あと少しで、君と出会って1年半。
もうそんなに経つのか。
でもね、嬉しいんだ。
まだ1年半なのかと思える。
この日々を。
きみはすごい。
君以外、要らない。
素直に思える。
目を瞑ると君の色んな顔がでてくる。
君となら、ではなく
君じゃなきゃだめだ。
これからも、その先もあなたといたい。
「まだ続く物語」
タイトルをつけるならば、これだな。
結婚はゴールではない。
始まり、ともちがうような。
ずっと紡いで繋げられたらいいのに。