愛について考える人

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4/14/2025, 12:15:41 PM

未来図
君といると、未来図が見えてくる。
とても楽しい未来図が。
住んでいる街を出て、君と新しい生活をする。

どんな苦労も、君とならなんとかなる、
乗り越えていけるって信じられる。

でも、それなのに。

最近急に、君が他の人とどんな風な恋をしてきたのかを考えてしまう。

君に愛されてきた人たち。
私は、少しだけ
君と出会う時が早かったなら、どうなっていたのかわからないなどと
ばかだなあって言われそうなことばかり。
私はね、はじめてすべてが満たされてる。
それだけで幸運なのに、どうしてかな。
自分で自分を傷つけずにいられない。

君の愛を、独り占めしたい。
これからずっと。
よそ見しないで、私だけ見て。

好きとか、愛してるとか、言葉にすると
なんて薄っぺらいんだろう。
そしたらどうやって気持ちが伝わる?

君の嬉しいこと、喜ぶことを、
あなたのために尽くす。
それでいいんだよね。

君と、何を天秤にかけても、釣り合うことないの
釣り合うものなんてないの。

君がいなくなったなら
私はまた、君を探してしまうでしょう。

世界にあと、二人いる、あなたそっくりの人。

けれどきっと、見つけてもなんか違うんだろうな。
代わりなんているはずもない。

君は儚い。
私は君を、最後の時まで一緒にいたい。
なにしてもいいから、
どうか、どうか、できるだけ
どちらかの命が尽きるその時まで
長い時を、望んでしまう。
君といると、長く生きたいと願ってしまう。

君のせいだ
この世界に、未練なんてなかったのに。

君を残して、死ねない。

私が生きることが
君を想う気持ちの証明だから。

3/28/2025, 2:23:16 PM

小さな幸せ

むかしは、なんでも楽しくて嬉しくて、
何でも喜ぶし、気づける自分だった。
小さな幸せが、幸せだった。

大きな幸せって、なんだろうと
自分の理想の生活を思い描いて
実現してみた。

そしたら、小さな幸せが当たり前になるのだ。
お金である程度手に入れることができる。
手に入れるまでが楽しいのだ。
ギャンブル性がないものに、惹かれないのだと
私は私を知った。
あんなに欲しかったものも、手に入れたらこんなものか。と興味を無くす。
どこか上目線にもなる。
全部知ったうえで、評価した気になる。
嫌なひと。

私の本当の幸せとは
少し苦労をして、
小さな幸せを、幸せと感じて、
また、小さな幸せを心待ちにする。
そんな日々を送ることなのかもしれない。

その心を忘れずに
今を生きていこう。

3/21/2025, 10:03:37 AM

手を繋いで
久しぶりの、デート。
あなたと手を繋いで商店街へ散歩。
変わらずあなたは私の手を取り、並んで歩く。
そんな、何気ないことが私にとっては宝物のように心に刻まれた。
時々ふと、多分一生、このときこの感情を忘れることがないと思えるような瞬間がある。
あなたと出会って、
「今が1番幸せかも」と何度思ったかな。
たぶん、数え切れないほど。

知れば知るほどあなたが愛しくて
もっと一緒にいたくて
あなたを知りたくて
愛したくなる。
あなたしか、いらない。
必要ない。
日常を幸せと思える心も、
お金の価値を再び考えることができたのも
信じることができるのも
全部あなたがいたから。

──いなくならないで。
寝言のような、か細い声で君の背中に呟いた。
後ろにふりかえって、見つめ合う。
あなたは何も言わず小指を差し出してくるから、私の小指を絡ませた。
そのときのほほえみが、頭から離れない。

2/4/2025, 11:19:21 AM

永遠の花束

永遠。
ながく、つづいて、無くならないもの。
それは想いとか記憶だとおもう。

いろんな出会いをして、
別れて、出会って、の繰り返し。

永遠を誓うなんて、ありえない。
そんなもの、ない。
そう思っていた。

あなたとの日々は
約束を積み上げては壊し、直して、直して、
きっと元には戻らない。

けど、金継ぎをした器のようにはなり得る。

だからこそ、良いと思える。

あなたといるとね
永遠ってあるのかもと
少し、少しだけ思える。

永遠をちいさなことでもいいから
積み重ね、それは財産になる。

誰にも奪われない、私だけの永遠の花束。

2/2/2025, 12:17:41 PM

隠された手紙

スマホのメモ帳には、あなたへの想いを綴ったものが何件も入ってる。

それは、あなたと出会った日から、今日までのこと。
あの時の私は、どう感じて、どんな風に変化していくのだろう。
たまに、自分の気持ちがわからなくなってしまうから
始めから、読み返す。
ここの、アプリもそう。

すると私は、
何度も何度も反省して、またあなたに恋をして、二度とあなたを手放さないと、離すものか、私は誓う。
馬鹿なんだよね。
なんで、信じられなくなるんだろう。
もう、心に染み付いた癖だ。
君と積み上げた日々を思い返せば、何も心配などないというのに。
さみしくなると、誤魔化したくなるの。
この人のこと、思ってるより好きじゃないって。
そうしてるうちに、本当に好きじゃなくなるから、さみしくなくなるんだ。

君は、寂しがらない私を不思議といった。
寂しいときは、寂しいと言っていいんだと
君が、何度も教えてくれた。
きみは、いつも、全部受け止めてくれる。
どんなに身体が辛くても。
そういうところが、好きな理由?
ちがうな。

寝てるとき、こっそりキスをするけれど
あなたもキスをし返してくれる。
優しく笑ってくれる。
だめなことをしたときは、教えてくれる。
なぜ、だめなのか、わかるように。
そういうところに、
あなたは、私を愛してくれていると実感できるのかな。

今日も、あなたにどうしてこんなにも惹かれてしまうのか考えてた。

もしも、私がどこかで死んでしまったら
想いをたくさん綴ったメモ帳も、このアプリを見ずに
終わってしまうでしょうね。

あなたは私がどれだけ好きか知らないままだ。

この隠された手紙を、君は、見つけられる?

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