モノクロ
気づいた時には、鮮やかな日々が
鮮やかだったはずの日々
いつの間にか
だんだんとゆっくりと溶けて混ざり
黒くなっていた
楽しかったことも
なんで好きだったのだろうと本気でわからなくなった
黒い世界、色のない世界に あなたがあらわれた。
1つの朱がさす。
そこから、ひとつ、また一つと、色が増える。
見える。
そこに、見えるように色を置いていく。
キャンバスに、たくさん色がのって、眺める。
あなた以外ではきっと、色がないままだ。
混ぜたい、色を混ぜた世界をみたい。
あなたの彩った世界なら
きっと黒くならない。
あなたと出会えて、私は幸せ。
わたしはなにがしたいのだろう
毎日忙しく働いて、それでも不安で、仕事増やして
帰り道に他所の家からの夕飯のにおい。
ふと思うの。
『好きな料理して食べたいもの作るだけの生活したい』
願って、叶えたの、私。
それでもどこか満たされなくて、嫌になって
家を出ていった。
おかしいじゃん
また同じこと求めるんだ、この脳みそは。
笑っちゃったよ。
人生を共に歩みたいと思える人と出会えたら
何もいらないって思えるとおもってた。
アレルギー増えたって理由で諦めてたけど
やっぱり創作したいの。
10年前と同じ気持ちが、また戻ってきたような
そんな感じがした。
やりたい事はあるけれど
怖い。
何も考えないように、忙しくする。
本当は、気づいてる
やりたいことなんて、ひとつだけ。
君と出会って
初めてちゃんと好きになれた
君は私の求めていたひと
いるわけないって、諦めてたひと。
はじめて全てが満たされる
君からの愛を受けて
時には喧嘩したりもした
君以外、考えられない。
もう君しかいらない
君がいればそれだけでよかった
良かったはずなのに。
寂しかった。
わたしにとって初めての人だけど
君にとっては違うようだ
君は一生懸命愛するのでしょ
相手のために、身を引くのでしょ
私はあなたしかいないのに
あなたも私だけを見てなんて言えなくて
急に拗ねてどうしたのと、あなたを困らせる
君を思うなら、こんな私といたら
疲れちゃうから離れるのがいいよ
どんなに愛しても、一度落ちるとどこまでも落ちて自滅するから
離れよ、って
言えるわけもなく
答えはまだ、出ない
夢じゃない。
花瓶に挿した花を眺めても
なんだかまだ信じられなくて
あなたの欠片をさがす
君のシャツ、きみの歯ブラシ
君しか飲まないお酒。
夢じゃない。
眼の前で触れてるときですら夢のような気がして、
『夢じゃないよね?』
なんて、馬鹿な質問を真面目にしちゃうの
なんでかな、なんでかな
あなたに出会ったらなにもかも
なにもいらなくて
なにもいらなくて、ではないなあ
全部満たされて、要らなくなってしまった。
今までの自分がどうやって生きていたのかわからない。
夢じゃない世界で夢の中にいる。
それが恋なのだと知った。
あの日の君に会いたい。
今でも鮮明に思い出せる、あなたと出会ってからの日々。
はじめて、対等に見れて、尊敬出来る人。
私にないものばかり持ってるのに、あなたは私ができることができない。
君と生きるためになにができるかな。
勉強したいな、少しでも支えたい。
あなたにしか、わかなかったよ。
こんな気持ち。
(搾取されてる)
『好きならやれるよね?』
私はこの言葉が大嫌い。大嫌い。大嫌い!
なんなの?
私のために何かしてくれたことなんてはじめだけ。
またもとに戻らないかな?と期待してた愚かな自分。
傷つかないようにと、他人は他人。
そうしてきた。
あなたは今でも素敵。
あのときのあなたも、いまも愛しい。
私にはほんとに勿体ないと思う。
私の価値はなんだろう。