NoName

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12/4/2024, 11:46:34 AM


夢を見た。
恐ろしく実感のある夢、だろうか。

はたと目が覚めて、数瞬の後の安堵。夏も間近、暑さではない汗が冷えた背中をつたい落ちた。いやに、そう現実味のある。

瞬間、明転した。


さて背中には覚えのある汗の温度、夏の気配の大きくなる頃の日暮。あれは夢の中で見た夢、今は現か。

もうすぐ夕餉と起こされて、
あるいは私は


夢と現実

12/3/2024, 8:52:18 PM


できれば、またね、と見送ってください
願わくばもう一度、あなたに会いたいのです。


さよならは言わないで

12/3/2024, 6:26:04 PM

やっぱこれ

「黄昏メアレス」



光と闇の狭間で

11/29/2024, 12:27:35 PM

かぼちゃの煮物が美味しくなってくるころ
ケーキとおせちのチラシが目立ち始める。
店に並ぶゆずを見て いつかの柚子風呂を懐かしく思い、
足元から吹き上げる木の葉に過ぎゆく秋を見る。

ひたひたと近づく冬の気配に、クリスマスを今か今かと待つような、
そんな時期はとうにすぎてしまった。
こんなにも、寒いものだったろうか。

マフラーに顔を埋め、
帰り道に漂う鍋の匂いに足を速める



冬の始まり

11/25/2024, 11:33:51 AM

ひんやりと、影と音が溶け消える夜を抜けて
ビルとビルの隙間から昼間が溢れる

日に焼かれた影がじんわりと時を刻み
青を告げるカッコウの声に混じる足音が増え始める。

だんだんと街が起きていく気配、靴を履いて扉を開ければ

僕らは今日も
誰かの影を踏み越えて歩く


太陽の下で

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